テレビ大阪の挑戦が実を結ぶ!
2024年6月1日、テレビ大阪で放送された「関西198市町村に1週間住んでみた!」が、2025年日本民間放送連盟賞の近畿地区審査で「バラエティ番組部門」の審査員特別賞を獲得しました。この番組は、関西2府4県の実際の街に1週間住み込むという大胆な企画を立て、地域のリアルな姿を浮き彫りにしています。これまでに見たことのない、街の魅力がぎっしり詰まった内容が多くの視聴者の心をつかみました。
番組のコンセプト
「関西198市町村に1週間住んでみた!」は、テレビ大阪が自らのスタンスを打ち出すために将来の進化を目指し、構成されたプログラムです。1週間住むことで、地元の風習や人間関係、さらには地域の特性を深く理解することを目的としています。このアプローチによって、視聴者は単なる観光情報ではなく、実際に体験したリアルな魅力を知ることができます。
住む街の紹介
京都市(西陣エリア)
京都市は年間4000万人におよぶ観光客が訪れる歴史都市ですが、西陣エリアでの滞在は普段見逃しがちな生活の一環を鮮明に描き出します。この街には観光と日常が共存していますが、地域の人々とのふれあいや隠れた名所を巡ることで、観光客とは異なる視点からの魅力が発見されることでしょう。
串本町
そして次に訪れたのは、和歌山県の串本町です。ここは本州最南端に位置し、海と漁業、さらにはロケットで知られる地です。大阪から車で3時間程度という距離にありながら、関西人にとっては意外と敷居が高い場所でもあります。田舎町のなかでの素敵な人との出会いや、自然とのふれあいがたくさん待っています。
受賞コメント
プロデューサーの生原敬太氏は、この受賞について「歴史ある日本民間放送連盟賞の審査員特別賞を受賞できたことを大変光栄に思っています。私たちの番組は、いわゆるリサーチや仕込みをせず、実際に生活してみて起こった出来事や出会いを通じて街の魅力を描く挑戦的な企画でした。しかし、その結果として視聴者にリアルな魅力を伝えることができたと思います」とコメントしています。彼は「素人が主役」のスタイルを強調し、テレビ東京系列らしい作品が評価されたことに喜びを感じています。
番組詳細
- - 作品名: 関西198市町村に1週間住んでみた!
- - 放送日時: 2024年6月1日(土)夜6時58分~7時54分
- - 出演者: ブラックマヨネーズ・なるみ
- - スタッフ: 演出・プロデューサー:生原敬太(テレビ大阪)、構成:横田俊介、ディレクター:坂上諒(テレビ大阪)、トリタニダイチ
このユニークな番組は、一つの街に深く根ざした経験を通じて、関西地域の豊かな文化や人々の魅力を伝え続けることを目的としています。視聴者にとっては、ただの観光ガイドでは得られない、リアルな体験をプレゼントしてくれることでしょう。