毎週水曜日の夜10時に放送される「冨永愛の伝統to未来」。この番組では、日本各地の伝統文化にスポットを当て、その魅力や背景を探ります。1月15日の放送では、冨永愛が高知県安芸市にある有光酒造場を訪問し、土佐酒の魅力を掘り下げました。
このエピソードは、日本酒の素晴らしさを体感する特別な旅となりました。特に、昨年12月に「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録された影響で、日本酒への関心が国内外で高まっています。冨永愛は自身も日本酒ファンであるため、酒蔵探訪が非常に楽しみだったようです。
有光酒造場は、全国新酒鑑評会で金賞・入賞率ともに全国1位を獲得するなど、日本酒づくりにおいて名声を誇ります。冨永愛は、この酒のプロたちにインタビューを行い、その製法や美味しさの秘訣に迫りました。
尾木芳之杜氏は、酒造りの経験がない事務員から一転し、酒蔵の新しい道を切り開いた立役者です。彼女が先代の尚さんに「安芸虎の味を変えたい」と直訴し、その情熱が受け入れられた経緯は、視聴者にとっても興味深いものです。
冨永愛は、酒蔵で造られる「山田錦80%精米」の新しい安芸虎を試飲し、その風味に感動しました。また、新たに開発中のスパークリング日本酒についても興味津々で、酒造りへの情熱がひしひしと伝わってきたようです。
さて、番組の中で特筆すべき点は、4代目の尚さんと5代目の由さんが実はほとんどお酒を飲めないという驚きの事実です。酒蔵の家に生まれ育ちながら、由さんは筑波大学の看護学科に進学し、新生児医療の道を選びました。しかし、伝統を受け継ぎたいという思いから、酒造りの道に進むことを決意したとのこと。このエピソードは、視聴者にとって感動的なものとなるでしょう。
また、番組の一部では「北陸の伝統を未来へ紡ぐ」のコーナーが放送され、ブルネロ クチネリ表参道店で開催中の輪島塗展の模様も紹介されました。
今後も「冨永愛の伝統to未来」は、各地の伝統文化を紹介し続け、視聴者に新たな発見をもたらしてくれることでしょう。次回の放送をお楽しみに!