築城玲子独奏の革新
2026-09-14 16:24:39

築城玲子、歴史を越える独奏の革新「Ricercareプロジェクト」開催への期待

築城玲子が問う独奏の新境地



2026年9月20日、東京都墨田区にある両国門天ホールにて、トラヴェルソ奏者・築城玲子による実験的なリサイタル「Ricercareプロジェクト #02〈Galette de riz (avant cuisson)〉」が開催されます。本公演は、約400年の音楽の流れを無伴奏フルート作品を通じて探求する画期的な試みです。

「独奏」とは何か



「独奏(ソロ)」という形態は、歴史的な枠組みや既存の枠組みから果たして自由なのか。築城玲子は、この問いを基に独奏の意味を新たに模索しています。これまでオランダを拠点にHistorically Informed Performance(歴史考証に基づく演奏)を実践してきた彼女が、近年その枠組みを見直そうという意識に至りました。

新作初演と音楽の実験



本公演の目玉は、作曲家・山本和智の新作を初演することです。この作品「フラウトトラヴェルソソロのための『餅【加熱前】』」は、フラウトトラヴェルソという特殊な楽器を使い、「独奏」という形式そのものを再考させられる作品です。作曲手法は、日常の音や社会状況を音楽に取り込むことから、演奏を一種の実験場としています。これにより、音楽と社会の関係性を深く探ることができるのです。

また、2023年に発表された福田拓人の『トラヴェルソのためのコントラクション』も再演され、現代のトラヴェルソ・レパートリーとしての地位を確立する助けとなることを目指しています。

400年の音楽を横断する構成



プログラムには、歴史的なフルート作品も多く含まれています。テレマンの『12の無伴奏ファンタジア』、ヤコブ・ファン・エイクの『イギリスのナイチンゲール』、ドビュッシーの『シリンクス』など、時代を超えた作品が紹介され、聴衆は音楽の変遷を体感できます。使用楽器は、異なる時代のものを取り入れ、意図的に作品と楽器の関係についての再考を促します。

聴くことから始まる新たな体験



演奏中や終演後には、築城自身によるプログラムの解説タイムも設けられ、聴衆との対話を通じて「無伴奏」や「独奏」の概念をともに考える機会が期待されています。

実施概要


  • - 公演名:築城玲子 Ricercareプロジェクト #02『Galette de riz (avant cuisson)`
  • - 日時:2026年9月20日(日)14:00開演(13:30開場)
  • - 会場:両国門天ホール
  • - 出演者:築城玲子(トラヴェルソ/フルート)
  • - 料金:一般 3,500円、学生(25歳以下)2,000円(当日券は若干高め)
  • - 予約方法:公演特設サイトから

この実験的なリサイタルでは、音楽の固有の問いに挑戦し、今までにない音楽体験が提供されることでしょう。築城玲子の新しい取り組みを是非体験してみてください!


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