柳明日菜初監督作品「レイニーブルー」全国公開決定!
高校生の柳明日菜が監督、脚本、主演を務める映画「レイニーブルー」が2025年7月2日から熊本のDenkikanで公開され、その後東京、京都、大阪でも上映されることが決まりました。本作は、日本映画界の名優・笠智衆に憧れながらも、葛藤する女子高生の成長を描いた青春群像劇です。
ストーリー
映画同好会の唯一のメンバーである17歳の中山蒼は、自身が尊敬する笠智衆の生誕地、熊本で日々の不安と戦っています。彼女は、一冊の古びた脚本を見つけ、そこから想像を膨らませていきます。しかし、高校卒業後の進路や周囲の目に悩む蒼は、時に立ち止まることも。この映画は、彼女の内面的な葛藤や周りとの関係性を丁寧に描写します。特に、父とのぎくしゃくした関係や、友人・クラスメイトとの微妙な距離感が印象的です。
また、挿入歌として徳永英明の名曲「レイニーブルー」が使われており、蒼の心の不安を巧みに表現しています。曲を聴く度に蒼の心情が揺れ動く様が、観る者に共感を与えます。
キャスト・スタッフ
本作には、熊本出身の実力派キャストが参加しており、高良健吾や中島瑠菜、そして笠智衆の孫である笠兼三も共演。柳明日菜の演技と監督力が高く評価されています。観客からは、「映画が持つ力が届けられた」、「彼女にしか出せないパワーが溢れている」と絶賛の声が上がっています。これにより、明日菜の才能に期待が高まっています。
また、彼女自身が映画や芸術の力を信じ、「触れた人の心を変える力がある」と自らの体験から強く感じていることが、本作にも色濃く反映されています。観客は、ただの青春映画としてだけでなく、人と人との関係性に着目して楽しむことができるでしょう。
特別料金について
熊本での公開にあたって、高校生は500円、大学生や専門学生は1000円という特別価格が設定されました。柳明日菜の映画を通して、若い世代が映画館に足を運ぶきっかけ作りを目指しています。また、全国共通特別鑑賞券が1500円で販売され、購入者には特典としてペーパースタンドがつくなど、ファンの心をつかむ工夫が凝らされています。
終わりに
青春という特有の感情や葛藤を真摯に描いた「レイニーブルー」は、観る人々に自己を見つめ直すきっかけを与えてくれるでしょう。劇場公開に向け、ますます注目が集まる明日菜の成長を見逃す手はありません。