ブラジル映画『ファヴェーラはファッション』の上映とトークセッション
東京外国語大学で、新たな視点からファッションを捉える注目の上映会が行われます。2026年6月24日(水)、同大学のTUFS Cinemaにて、ブラジル映画『ファヴェーラはファッション』(原題:Favela é Moda)が上映されます。本作は、リオデジャネイロのファヴェーラ(貧民街)を舞台にしたドキュメンタリーで、特に貧困と人種に関する重要なテーマに光を当てています。
この映画は、リオデジャネイロのファヴェーラに設立されたモデル養成事務所「ジャカレ・モーダ」に焦点を当てています。そこでは、黒人の身体が過去にどのように周縁化されてきたかを問題提起し、ファッションを不平等に抗う「抵抗の方法」として捉えています。若者たちは、自らのアイデンティティやセクシュアリティを肯定しながら、社会に対するメッセージを発信する力強い姿を通じて描き出されており、スクリーンには豊かな色彩が映し出されます。この作品は、2019年のリオ映画祭で観客賞を受賞したことからも、その評価の高さが窺えます。
開催概要
上映会は、2026年6月24日(水)の16:30からスタートします。会場は東京外国語大学内のアゴラ・グローバル プロメテウス・ホールで、開場は16:10、上映は77分間となります。入場は無料ですが、定員を超えた場合は事前登録者が優先されるため、参加希望者は早めの登録が推奨されています。
上映後には、作品の背後にある社会的・文化的文脈を深く掘り下げるトークセッションが行われます。ゲストには、ブラジルの都市貧困層や先住民を取材し続けているジャーナリストの下郷さとみ氏を迎え、聞き手は「ブラジル映画祭+」の主宰である宮下ケレコン えりか氏が担当します。双方の専門家による熱い議論が繰り広げられることが期待されます。
作品について
『ファヴェーラはファッション』は、2019年にブラジルで製作された77分のドキュメンタリー作品です。この映画は、ファヴェーラと呼ばれる貧困地区での生活を描き、社会が抱える偏見や差別について鋭く考察します。特に、ファッションがどのように人々の自己表現の手段として機能するのかが、強調されています。若者たちがランウェイを通じて自らの価値を主張し、社会に向かって問いかける姿に、多くの観客が心を打たれることでしょう。
豊かな色彩表現と力強いメッセージが特徴的なこの作品は、ファヴェーラが抱える「危険な場所」という偏見を覆し、新たな視点から社会を見つめ直す機会を提供してくれます。また、ファッションが自己表現の一貫として、どのように地域の文化やアイデンティティを形成していくのかを考えるきっかけにもなります。
この貴重な上映会とトークセッションは、東京外国語大学にとっても、他の文化との交差点であり、彼らが推進する多文化共生の理念を体現する機会でもあります。参加予定の方は、ぜひ事前登録をお忘れなく。
お問い合わせ
上映会に関する詳細や参加登録については、東京外国語大学の公式ウェブサイトで確認できます。大学の公式サイトは、
こちらです。興味のある方はぜひ足を運び、この機会にぜひ様々な文化への理解を深めてみてはいかがでしょうか。
最後に、東京外国語大学自体も世界の様々な言語と文化に関する教育と研究を推進する場として、特異な役割を果たしています。その理念に則り、多文化共生社会の実現に向けて多岐にわたる活動を行っています。今後も、様々なイベントやプログラムで新たな知見を得ることができるチャンスが数多く提供されることでしょう。