ユナイテッドアローズ、サステナビリティ活動「SARROWS」の進捗を報告
株式会社ユナイテッドアローズは、2030年を見据えたサステナビリティ活動「SARROWS」において、2025年度の実績と進捗を発表しました。この活動は「循環するファッション」「カーボンニュートラルな世界へ」「健やかに働く、暮らす」という三つの目標を掲げ、具体的な取り組みを行っています。
1. 循環するファッション(Circularity)
2025年度には、繊維製品と商品の廃棄率が大幅に改善され、特に繊維製品の廃棄率は0.0005%まで低下し、実質的にゼロに近づきました。環境に配慮した商品の割合も前年から1.5ポイント向上し、10.3%に達しました。この改善が実現できた背景には、リサイクル対象の拡大や工程の見直しがあり、特にリサイクル事業者の変更によって付属品付き商品のリサイクルが可能になったことが大きいとされています。さらに、金属やプラスチックの硬素材を取り除く運用を開始したことにより、今まで廃棄していた商品の再資源化も進展しました。
主な取り組み
- - 商品廃棄の極小化を目指し、サプライチェーン全体で品質管理を強化。
- - リサイクルスキームの高度化により多くの商品をリサイクルへ。
- - 環境配慮素材の使用を拡大し、キュプラやリサイクルポリエステルを中心に活用。
- - 東京・千駄ヶ谷に衣類回収ボックスを設置し、リユースとリサイクルの普及促進。
2. カーボンニュートラルな世界へ(Carbon Neutrality)
2025年にはCO₂排出量削減率が前年度の32.5%から40%に達し、2030年目標を大きく上回る結果となりました。また、再生可能エネルギー使用割合も大幅に増加し、41.9%に到達しています。これは、多くの商業施設が再生可能エネルギーへの切り替えを進めた影響です。しかし、事業拡大に伴う商品調達量の増加によってScope3の削減率は減少しました。
主な取り組み
- - 再生可能エネルギーの導入を進め、導入拠点は109まで拡大。
- - 環境配慮商品の開発を進め、サプライチェーン全体の環境負荷低減を目指す。
- - CDPから「気候変動」と「水セキュリティ」でA-評価を取得。
3. 健やかに働く、暮らす(Humanity)
取引先工場における行動規範同意書の取得率が89.3%に向上し、2030年の100%達成に向けて着実に前進しています。従業員エンゲージメントスコアも改善傾向にあります。
主な取り組み
- - 国内外の取引先工場に対し実地監査を実施し、健全なものづくり環境を確立。
- - サプライチェーン管理の強化を図り、リスクベースでの監査対象を選定。
- - 社内でのサステナビリティ理解を深めるため、情報発信や参加促進活動を実施。
SARROWSについて
「SARROWS」は、「Sustainability」と「ARROWS」の両方の意味を持つ言葉です。2020年からサステナビリティ推進の指針を設定し、2022年には2030年に向けた具体的な目標を定めました。これからもユナイテッドアローズは、より良い未来のために実践を続けていきます。