ストリートダンスの祭典、渋谷で日本代表が決まる!
2025年1月6日、渋谷ストリームホールにて、世界的ストリートダンス大会「Juste Debout」の日本予選が開催されました。この予選大会は「Juste Debout Tokyo 2025 special supported by atmos pink」と名付けられ、渋谷区や一般社団法人渋谷未来デザインの後援を受けて行われました。会場には、日本全国のみならず海外からも集った392人のダンサーたちが、3月に行われる世界大会「JUSTE DEBOUT WORLD FINAL」への出場権を懸けて参加しました。
この大会は、ブレイキンを除くストリートダンスの4大ジャンル、すなわちHIPHOP、HOUSE、LOCKING、POPPINGの2on2バトル形式で行われました。特に注目されたのは、各国から集まった多様な才能を持つダンサーたち。アメリカ、フランス、スイス、台湾、韓国、中国、セネガル、アルゼンチンと、国際色豊かなラインナップが大会を盛り上げ、コロナ禍を経て5年ぶりの開催ということで、期待と興奮が入り交じる中、会場は熱気に包まれていました。
ふたつの世代の競演
このような国際的な舞台での競演は、これまでの「Juste Debout Tokyo」とは異なり、若い世代のダンサーのエントリーが目立ちました。日本人ダンサーは元々高い技術力が評価されていますが、さらに個性を際立たせた若手たちは、海外の競争相手に負けない姿を見せました。
LOCKING部門では、33組による熱いバトルが繰り広げられ、最終的に「Ol'Loco」が優勝しました。このチームは、厳しい競争を経てより高いレベルのパフォーマンスを持ちながら、チームの連携と経験を武器に日本代表の座を掴みました。
次に、HIPHOP部門に目を移すと、65組が出場し、選りすぐりの実力者たちが対戦しました。「Losdiablosdelamuerte」と名乗るチームが優勝を果たし、アウェイの地で圧倒的なパフォーマンスを披露しました。彼らの対応力と安定感は、ジャッジたちを感心させるものでした。
HOUSE部門では、55組が集結し、多様な年齢層の参加者が揃いましたが、残ったのは20代の若さあふれるチーム。優勝した「KAZANE&Miyu」は、特に完成度の高いパフォーマンスで観客の心を掴みました。
最後に、POPPING部門では43組が審査され、優勝した「BOO&SHOW-GO」は、その個性的なスタイルと落ち着きのあるパフォーマンスで観客を魅了しました。
日本代表の道
この日本予選で勝利を収めたチームたちは、主催者によって渡航や宿泊のサポートを受け、2025年3月にフランス・パリで開催される世界大会に出場することが決まりました。さらに、特別協賛のatmos pinkからNIKEスニーカー、アミノバイタル®︎からは大会向けのコンディショニングアイテムが贈られる特典も用意されています。
また、東急株式会社の協力により、日本代表に選ばれた各ジャンルの優勝者をフィーチャーした特別映像も、2月に渋谷駅周辺の大型ビジョンで放映される予定です。「渋谷から世界へ」というスローガンのもと、パリでの活躍を期待したいところです。
さらに、今回のバトルのベスト8以降は、特別にオンライン配信される予定で、詳細は1月7日から確認できるとのことです。日本の若きダンサーたちが世界でどのように戦うのか、注目が集まります。