深呼吸で“ととのう”
2025-03-07 13:41:08

サウナの日特集!深呼吸で得られる“ととのい”の質向上に迫る

サウナの日特集!深呼吸がもたらす“ととのい”の質向上



毎年3月7日は サウナの日。この日に合わせて、サウナと呼吸の関係性に関する興味深い検証結果が発表されました。BREATHER株式会社株式会社100plus、および株式会社ブレインスリープの3社は、サウナ体験における深呼吸の重要性を科学的な視点から分析しました。これにより、サウナ・水風呂・休憩の各フェーズでの呼吸がもたらす効果が明らかになりました。特に、深呼吸を意識的に行うことで、”ととのい”の質が向上するかもしれないという驚くべき結果が得られたのです。

実施の背景


深呼吸は自律神経を調整し、身体をリラックスさせる働きがあると言われています。この重要な体の機能に着目し、BREATHERは深呼吸がサウナ浴にどのような影響を与えるのかを検証することに決定しました。そこで、100plusブレインスリープと協力し、東京のサウナ施設で検証を実施しました。

この研究では、サウナ専用のウェアラブルデバイス『SHOWDOWN-1』を着用した108人の男性を対象にし、呼吸習慣の変化がどのようにサウナ体験に影響を与えるかを計測しました。ちなみに、呼吸コンサルタントの大貫崇さんが提案する『きほんの呼吸®』を実践してもらうことにしました。

研究結果


自律神経の活性化


調査の結果、深呼吸を取り入れることにより、水風呂や休憩室において自律神経の活動が向上する傾向が見受けられました。具体的には、深呼吸することで自律神経の切り替えが効率化されたとされています。また、サウナ室内での深呼吸が交感神経を活性化させ、水風呂での深呼吸が副交感神経を活性化させることも観察されました。これにより、身体が高温環境に適応しやすくなる可能性が示唆されました。

滞在時間の効率化


さらに、深呼吸を取り入れることで、サウナ室および休憩室での滞在時間が通常時よりも短縮されたことがわかりました。具体的には、サウナ室の滞在時間は平均約3分、休憩室では約3分半短くなりました。他の研究からも、深呼吸によって状況に応じた適切な呼吸法を取り入れることで、効率的に“ととのう”ことができるという結論に至りました。

総括


今回の検証結果は、深呼吸がサウナ浴において自律神経の切り替えを効率化し、身体への負荷を軽減するだけでなく、リラクゼーションの質を高めることに寄与するという新たな見解を提供しています。さらに、滞在時間の短縮によって施設の回転率向上や、利用者の満足度向上にもつながると考えられています。

今後の展望

今後は、さらなる被験者を用いての研究や、異なる施設条件での検証が行われる予定です。サウナの利用がより快適で効果的になる可能性を秘めたこのアプローチは、我々のサウナライフを一変させるかもしれません。

専門家の意見


呼吸に関する専門家たちもこの研究に注目しています。呼吸コンサルタントの大貫崇さんは、深呼吸がサウナ体験をより効率化させるとコメント。日本サウナ学会理事の加藤容崇さんも、深呼吸を取り入れることでサウナの質が向上し、短時間でも効果的なリフレッシュが期待できると述べています。

このように、深呼吸は多くの期待を抱かせる方法であり、今後の研究にも期待が寄せられています。これをきっかけに、ぜひ深呼吸を意識して、サウナをより楽しんでいただきたいと思います。


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