東京の島々の魅力を音楽で紡ぐ「Sound Trip of SHIMA」
新たな地域振興の手段として、東京の離島の魅力を音楽を通じて再発見しようとするプロジェクト「Sound Trip of SHIMA」が始まりました。このプロジェクトは、Gerbera Music Agency(GMA)が東京都が運営する観光サイト「DESTINATION TOKYO ISLANDS」と連携し、東京の島しょ地域に焦点を当てています。
この最新の取り組みは、島の音をベースにしたオリジナル楽曲の制作を通じて、東京の離島が持つ独特の景観や文化を音楽で表現することを目的としています。
プロジェクトの背景と目的
「Sound Trip of SHIMA」は、東京の11の離島の魅力を音楽で表現することで、観光促進につなげることを目指しています。第一弾である「Sound Trip of SHIMA ― プレイリスト編」は、U-zhaan、MIZ、青葉市子、前田エマなど、各島とつながりのある11組のアーティストがコラボレーションし、プレイリストを制作しました。この企画は瞬く間に反響を呼び、SNSでは「素晴らしいプロジェクトだ!」との声が寄せられました。
第二弾のアーティストたち
今回の第二弾では、MIZ、UYUNI、斉藤尋己、武徹太郎(馬喰町バンド)の4組のアーティストが参加します。彼らは実際に各島で録音した自然の音を作品に取り入れ、オリジナル楽曲を制作していく予定です。
楽曲は、UYUNIが手がける「tsumugu」を皮切りに、MIZ(八丈島)、斉藤尋己(大島)、武徹太郎(神津島)と順次リリースされます。これにより、聴く人々は島のリアルな音景を感じ、まるでその場にいるような体験ができるでしょう。
楽曲「tsumugu」の魅力
本日公開された「tsumugu」は、UYUNIが父島で深く感銘を受けた「お見送りの時間」の音をモチーフにしています。小笠原諸島への航海は、船旅の始まりと共に、島でのアクティビティを経て、「いってらっしゃい」「ありがとう」といった島民の温かい声で終わります。このシーンを通じて、UYUNIは音楽を作り出しました。
「たくさんの旅の期待を抱いて船に乗り込む人々の姿は、まるで映画を観るようでした」とUYUNIは語ります。楽曲はその瞬間の感情と島の自然音を交えたアンビエントスタイルで構成されており、聴く人を豊かな情景へと誘い込む力があります。
制作の裏側
「Sound Trip of SHIMA」では、制作過程を地域住民や文化と深く結びつけることが重視されています。アーティストたちは島で採録した音と彼らの体験を基に、楽曲を創り出していくため、作品にはその土地の「生きた音」が生かされています。
UYUNIは、今後も彼の体験や作品に関するインタビューを「DESTINATION TOKYO ISLANDS」公式サイトで公開予定で、音楽の背景や思いを深く知ることができる貴重な内容となることが期待されています。
まとめ
「Sound Trip of SHIMA」は、音楽を通じて東京の離島の魅力を再発見し、地域振興を図る新たな試みです。アーティストたちの独創的な視点で紡がれる島の音楽に触れ、ぜひその魅力を体感してみてください。音楽を通じて新たな出会いが、東京の島々で待っています。