エンタメブランドの特徴を浮き彫りにするGEM Partners株式会社の調査が注目を集めています。今回の2024年12月の調査結果では、特に『ダンダダン』が推しファン人数を100万人に到達し、話題となっています。この調査は毎月実施され、全国の15歳から69歳までの男女約3万人を対象にエンタメブランドの動向を追っています。評価指標には推しファン人数、支出金額、接触日数などが含まれ、それに基づく「推しエンタメブランド価値」が算出されます。
まず、推しファン人数で1位に輝いたのは『YouTube』で、前月よりも1万人増の127万人を記録しました。これは、視聴コンテンツが絶えず更新され、多くのユーザーが積極的に利用していることからも頷けます。また、『YouTube』は接触日数でも1位を保持しており、その存在感は揺るぎないものです。
続いて、推しファン人数で2位にランクインしたのは長年人気を誇った『ONE PIECE』です。ここ数ヶ月は1位を守っていましたが、少しずつ後退し、78万人となりました。この結果は、競争が激化している中、他コンテンツが急成長を遂げている証でもあります。
さらには、急上昇を続ける『ダンダダン』が3位に入る形となりました。この作品は、11月に72万人で初めてTOP10に入り、12月には100万人を突破。ライバルを圧倒的に上回る速さで成長していることが伺えます。これは、ファン層の拡大と魅力的なストーリー展開が寄与しているのでしょう。
一方で、「推しエンタメブランド価値」ランキングでは、3か月連続で『Snow Man』がトップを守っています。推しファン人数は前月比で16万人の増加を記録し、自らの支出金額も10億円アップしたとのこと。接触日数も179万日増え、全指標で伸長した結果、ブランド価値は9,000GEMを超えました。『Snow Man』の人気は今や社会現象と言えるほどです。
しかし、1位の『YouTube』は推しエンタメブランド価値ランキングでは5位に後退しました。メディア利用の変化や新たなコンテンツの登場が影響しているようです。このように、エンタメブランドの動向は一寸先も読めないほど予測が難しいと言えます。
GEM Partnersの調査によって、エンタメ業界における商品の魅力やファンとのつながりを可視化し、新たな戦略を立てる手助けをしています。今後のエンタメブランドの競争がどう展開されるか楽しみです。特に『ダンダダン』や『Snow Man』の動向には、さらに注目が集まりそうです。エンタメ業界のブランド戦略を次々に更新し続ける彼らの今後に期待が高まります。これからの調査結果も見逃せません!