保育園職員に聞いたニューブロックの教育効果とは
日本の保育環境で長年愛されている「Gakkenニューブロック」。2025年に60周年を迎えるこのブロックは、その柔らかく大きなパーツが特徴で、幼少期の玩具として数多くの保育園や幼稚園に採用されています。累計出荷数はなんと1億個を超えており、高い安全性と教育効果が認められています。
アンケート調査の概要
最近、株式会社学研ステイフルが運営する保育園「Gakkenほいくえん」と「Gakkenこどもえん」に勤務する職員を対象に、ニューブロックに関するアンケート調査を実施しました。調査期間は2025年1月24日から2月12日までで、280人が有効回答を寄せています。実際にニューブロックを使用している職員の経験に基づいた貴重な意見が集まりました。
教育効果を実感する職員たちの声
調査結果によると、86.8%の職員が、「ニューブロックを使うことで子どもが独自のアイデアを発展させている」と感じています。ブロック遊びを通じて、自分の思い描くものを形にする経験が、子どもたちの自主性を育んでいることがわかります。さらに、86.4%の職員が、「ニューブロックは他の子どもたちとのコミュニケーションに貢献している」と述べています。
心がけるべき遊びのポイント
職員たちが特に心掛けていることは、子どもたちの自由な発想を尊重し、アイデアを導かないことです。また、「褒めること」も重視されており、子どもが達成したことを認めることで、自己肯定感が向上すると意識されています。実際に、子どもたちは年齢が上がるにつれて、単純な遊びから、より複雑で創造的な作品作りに進化していく様子が見られます。
子どもたちの遊びの変遷
0~1才児クラスでは、並べる・繋げるといったシンプルな遊びが主流で、その後、2~3才児になると「実在するもの」を作る遊びが増えていきます。そして、4~5才児クラスでは、自己発想によるものづくりが中心となり、他の子とも積極的に遊ぶようになります。このように、遊びの内容が年齢によって変化し、自分の想像力をフルに活かした創造的な遊びから、他者との協力を学ぶ遊びへと発展していくことがわかります。
実際のエピソード
インタビューを通じて収集されたエピソードも、ニューブロックの魅力を伝えています。たとえば、2歳クラスでは、子どもが手にはめたブロックを使って「ロボットに変身していた」り、4歳クラスでは、自分が作ったものを友だちと組み合わせて新たな作品を生み出したりする姿が見られるなど、子どもたちの発想は驚くべきものです。5歳クラスでは、もっと複雑な構造を持つ玩具を一人で作り上げ、職員たちが感動する場面もありました。
ニューブロックの特長と展望
Gakkenニューブロックは、1.5歳から小学生まで長く遊べる設計になっています。独特のパーツ形状により、自由な組み方が可能であり、子どもたちの創造力を育むための理想的なツールです。安全性が高く、誤飲の心配もないため、子どもたちが安心して遊べる環境を提供します。
公式ホームページでは、最新情報や遊び方のアイデアが提供されています。遊びながら学べるニューブロックが、今後の教育現場でどのように活用されていくのか、ますます注目が集まります。
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