純国産絹糸「プラチナボーイ」プロジェクト20周年記念展「源(みなもと)」
2026年に20周年を迎える純国産絹糸「プラチナボーイ」プロジェクトが、記念展「源(みなもと)」を開催します。このプロジェクトは、株式会社銀座もとじが立ち上げたもので、日本国内で全ての工程を行う純国産の雄蚕から生まれた絹糸です。1999年から2007年にかけての37年にわたる研究の末、プラチナボーイは誕生しました。「プラチナ」はその白く輝く見た目から、「ボーイ」は雄のみがこの糸を吐くことに由来します。
プロジェクトの歩み
「プラチナボーイ」は、2007年の誕生以来、数々の賞を受賞してきました。2015年には農林水産大臣賞を、その後には日本農林漁業振興会会長賞も受賞しています。プラチナボーイに関わる研究者や農家たちが、未来の日本の絹産業に向けた取り組みを続ける姿勢は非常に評価されています。そして、今や「プラチナボーイ」は銀座もとじにとって欠かせない存在となっています。
継承される技術
しかし、20年間の道のりは決して平坦ではありませんでした。養蚕農家の高齢化が進む中、廃業や他界される方々が増え、プラチナボーイの存続が危ぶまれました。これを受けて、養蚕の技術や情熱を次世代へ継承する重要性が高まっています。幸いにも、2024年から2025年にかけて新たな若い養蚕農家たちが登場し、長年にわたって培われてきた技術が受け継がれている状況です。
記念展「源(みなもと)」について
記念展のテーマ「源」は、物事の起点を示し、絹が生まれる過程を見つめ直すものです。一頭の蚕、一粒の繭から始まるものづくりの大切さを再確認し、絹文化の豊かさを知ってもらうことが目的です。展覧会では、全国各地から49名の作り手による約70点の作品を展示し、日本の工芸の美しさを体現します。
開催概要
- - 会期: 2026年3月13日(金)~3月22日(日)
- - 会場: 銀座もとじ 和織・和染(入場無料)
- - お問い合わせ: 銀座もとじ 和織・和染
住所: 東京都中央区銀座4-8-12
TEL: 03-3538-7878
特別プログラム
記念展では、養蚕や絹の魅力に触れるトーク会も開催されます。
- - トーク会①: 「お蚕さん ― 繭からのものづくり」
日時: 2026年3月14日(土)10:00~11:00
登壇者: 養蚕農家 高橋直矢氏 など
日時: 2026年3月22日(日)10:00~11:00
登壇者: 髙橋寛氏、生駒暉夫氏 など
未来への取り組み
銀座もとじは、今後も体験型企画「プラチナボーイ物語」を再始動し、国産絹の価値を広める活動を続けていきます。このプロジェクトを通じて、着物文化が持つ本質的な価値や美を次の世代に継承していくことを目指しています。
日本の伝統を支える「プラチナボーイ」。その魅力を感じる特別展で、皆さまのお越しを心よりお待ちしています。