7月3日(金)、新国立劇場バレエ団のオリジナル作品からなるダブル・ビルが正式に初日を迎えました。この公演では、世界初演となる『String SAGA』と、さらにもう一つの作品『暗やみから解き放たれて』が上演され、芸術的な感性を刺激する舞台が展開されます。
特に注目すべきは、元新国立劇場バレエ団のダンサーで、現在は新進気鋭の振付家に成長した宝満直也による新作『String SAGA』です。この作品は、その名の通り、一本の糸をテーマにしています。細く繊細な糸が無数の繊維によって撚られることで、しなやかでありながら強い存在に成長する過程を、ダンサーたちの身体で巧みに表現しています。
一方、ジェシカ・ラングによる『暗やみから解き放たれて』もまた素晴らしい作品です。この作品では、ダンサーの身体と美術、衣装、照明が一体となり、まるで幻想的な世界が次々と現れるかのように展開します。音楽には、オーラヴル・アルナルズやニルス・フラーム、ジョッシュ・クレイマー、ジョン・メトカーフといったアーティストの楽曲が使われ、舞台の雰囲気を一層引き立てます。
新国立劇場バレエ団の芸術監督、吉田都氏が指揮するこの公演では、団の豊かな魅力を前面に押し出し、過去の伝統を打ち破る新たな試みがなされています。両作品とも、それぞれの振付家が持つ独自の視点や感性が色濃く表れ、観客に新しい感動を届けることでしょう。
『String SAGA』では、一人ひとりのダンサーが持つ個性や経験が、煌びやかな舞台上で絡み合い、複雑なタペストリーを織り上げる様子を追体験できます。また、細部にわたる舞台美術や衣装、照明が工夫されており、視覚的にも楽しませてくれる作品となっています。
公演は2025/2026シーズンにわたり、2026年7月に新国立劇場 中劇場で行われます。すでに多くの観客から注目を集めており、今後の公演が非常に楽しみです。公式ウェブサイトでは、詳細な情報やチケットの購入が可能です。
ぜひ、この機会に新国立劇場バレエ団の魅力あふれるダブル・ビルを体験してみてはいかがでしょう。