動画配信サービス「Net-VISION」が全面リニューアル
一般社団法人OTGコンソーシアムが運営する動画配信サービス「Net-VISION」が、ユーザーインターフェース(UI)およびユーザー体験(UX)の大幅な改良を発表しました。この改訂は、2021年8月のサービス開始から約4年を経て行われるもので、視聴者にとってさらに利用しやすい体験を提供することを目的としています。
コンセプトは「コンテンツモール」
新しいデザインの中心となる理念は「コンテンツモール」というもので、視聴者が自由にコンテンツを探索し、偶然の出会いを楽しめる空間を創り出すことです。これにより、操作性や視認性が大幅に向上し、スムーズなコンテンツ探しが実現します。特に、ユーザーの視聴履歴やライブ配信、ジャンル別の行表示が整えられることで、必要な番組を素早く見つけることが可能となります。
主な改善点
リニューアルに伴い、いくつかの主要な改善ポイントが備わりました。まず、トップバナーに“おすすめ”コンテンツが目立つ形で表示され、視聴者は気になる番組との対面を偶然楽しむことができます。さらに、左側に配置されたタブメニューは、直感的な操作を可能にし、ユーザーが迷うことなくコンテンツを探す手助けをします。番組表の表示も改善され、広い領域で一目で情報が確認でき、日付選択も簡単に行えるようになっています。
対応テレビと料金体系
このサービスは、7月14日からはTVS REGZA製のテレビに適用され、以降、シャープやハイセンス、LG製のテレビにも順次展開予定です。専門のリモコンボタンを搭載する多くの対応テレビでは、ワンタッチで「Net-VISION」にアクセスできるという利点もあります。
また、チャンネル数は約100となり、多様なコンテンツを提供しています。基本的には「Rチャンネル」や「旅介TV」が無料で視聴可能で、スカパー!番組配信やSPOOXは契約者向けに提供される有料コンテンツとして位置付けられます。
提供されるチャンネルの種類
「Net-VISION」では、日テレ NEWSやウェザーニュース LiVE、アニメ、映画、観光情報など幅広いジャンルが揃い、視聴者に色々なエンターテイメントを届けています。特に注目すべきは、「旅介TV」を通じて提供される大阪・関西万博のオンラインツアーなど、地域密着の企画も盛り込まれています。
今後の展望
OTGコンソーシアムは、参加企業の強みを活かしながら、「Net-VISION」のさらなる進化を目指しています。次世代テレビ視聴のスタンダードを確立し、今後も機能強化やコンテンツの充実を図り、すべてのユーザーにとって快適な視聴体験を提供することを誓っています。ユーザーの視聴スタイルに応じたサービス拡張にも期待が寄せられています。
「Net-VISION」についての詳細情報は
公式ウェブサイトを参照してください。