電通と藝大の共同研究
2026-11-05 12:46:17

電通と東京藝術大学がAIと芸術の新たな可能性を探求する共同研究を開始

電通と東京藝術大学、AIと芸術の共同研究を始動



株式会社電通と東京藝術大学(東京藝大)は、AIを活用した芸術表現の新たな可能性を探るための共同研究契約を締結しました。この共同研究の拠点となるのは、東京都千代田区に位置する「アートベース/偶然はない。」です。この場所では、研究者やアーティスト、クリエイター、テクノロジストが集まり、AIが人間の芸術的表現を拡張する方法を模索していきます。

共同研究の目的



近年、生成AIの進化により、文章や画像、映像、音楽など、さまざまなアートの創作方法が大きく変わりつつあります。電通は、AIを単なる自動化技術として捉えるのではなく、人間の思考や感性をAIに取り込み、新たな示唆を得ることで「人とAIが共に成長する」環境を構築することを目指しています。今回の共同研究は、そうした取り組みの一環として、芸術分野に焦点を当てています。

共同研究では、以下の三つのプロジェクトを展開します。これらのプロジェクトは、「絵画の拡張」「音楽の拡張」「社会の拡張」というテーマで進行します。

絵画の拡張



「絵画の拡張」プロジェクトでは、東京藝大の名誉教授であるO JUN氏と電通のクリエイター、AIテクノロジストが協力し、AIと絵画の融合による新たな表現を模索します。AIは単にアートを生成するだけでなく、アーティストとの共同作業を通じて、異なる視点からアートを拡張する可能性を提供します。

音楽の拡張



「音楽の拡張」プロジェクトでは、尺八演奏家で東京藝大の副学長を務める藤原道山氏と共に、AIとの協働による音楽創作の変革に挑みます。AIは音楽の創作過程において、アーティストの表現を補完し、新しいスタイルや形式を生み出す手助けをします。

社会の拡張



「社会の拡張」プロジェクトでは、アーティストであり東京藝大の教授である中村政人氏と共に、AIと芸術の関係が社会に与える影響を探求します。AIは新たな社会的つながりを生む手段であり、アートが社会問題への見方を変える可能性を秘めています。

研究プロセスの重要性



この共同研究の特徴は、単なる作品創作にとどまらず、どのようにしてAIと人間が相互作用しながら新しい表現に至るのか、そのプロセスを重視します。AIと共に作品を制作し、それを展示・評価することで次回の研究や制作に向けてのフィードバックを得る。この循環によって、AIと芸術の新しい関係性を実践で探求していくことが目的です。

今後の展開



ついに、2026年11月19日には、研究の成果や今後の進展について報道関係者向けに記者発表会を行います。これにより、研究の成果を広く社会に発信し、AIを人間の創造性とどう結びつけていくのか、さらなる探求を進めていく予定です。電通は、この共同研究を通じて、AIと人間の創造性がどのように作用し新たな表現や価値を生むのかを明らかにしていきます。双方の専門家やクリエイターの権利や意向にも配慮し、得られた知見を新たなビジネスやサービスに活用すべく、積極的に貢献していきます。

この共同研究は、AIの力を借りることで新しい芸術の地平を切り拓く試みであり、今後の展開から目が離せません。


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