大野修の新感覚展示
2025-08-20 12:55:13

大野修の個展「Bug-Fi」で体感する新たな芸術の魅力

大野修の個展「Bug-Fi」開催



東京・西麻布にあるアートスペース、【WALL_alternative】にて、2025年9月3日から9月27日まで、大野修の個展「Bug-Fi」が開催されます。2年ぶりとなる本展では、立体作品や等身大の人体彫刻、全47点の新作が展示され、アートの新たな魅力が詰まった空間が広がります。

大野修は、音楽カルチャーからインスピレーションを受け、日常に存在する人工的な素材を用いて独自の世界を創り出すアーティストです。彼の手法「ブリコラージュ」は、プラスチックや不要な楽器などを組み合わせて新たな形を生み出します。その創作の根底には、内面から湧き上がる「衝動」があり、これが彼のアートの強度や魅力を支えています。

今回の個展「Bug-Fi」では、「三角錐」という物体に焦点を当てています。この形は立体を構成する最小単位とされており、彼の代表作《Chunk》シリーズとも密接に関連しています。このシリーズは無数の形が重なり合い、形状の多様性を観る者に伝えます。そして、三角錐とブリコラージュ的な彫刻の対比を通じて、作品が持つ物語性を深化させることを狙っています。このプロセスを通じて、鑑賞者は「バグ」のような感覚に触れ、新たな発見を得ることができるのです。

会場には、特に注目すべき作品が並びます。《Chunk》シリーズからは4点、昨年発表の新シリーズ《Cover》を含む40点以上の創作物が展示されます。また、特筆すべきは、サウンドアートの新たな試みです。1990年代のオルタナティブ・ロックから影響を受けた大野が、音楽家・梅原徹とコラボレーションし、作品制作の日常をフィールドレコーディングした音源を基にしたサウンドアートを発表します。この音源は特別パッケージとして会場で販売予定で、アート鑑賞をより豊かな体験へと導きます。

開幕日にあたる9月3日(水)にはオープニングレセプションが開催され、大野自身も在廊します。さらに、9月13日(土)のイベントでは、大野と梅原によるトークセッションや、彼がブリコラージュで制作した楽器を使った特別演奏も行われます。これらのイベントは事前申し込みが必要で、興味深い体験が待っています。

また、会期中には併設されるバーにて、大野の故郷である福岡県のワイナリーとのコラボレーションメニューや福岡産の食材を使った特別メニューも提供。展示と共に楽しむことができ、音と視覚の新たなアート体験が魅力的です。

展覧会タイトル「Bug-Fi」について



「Bug-Fi」という名称は、音響の再現性を表す「Hi-Fi」や「Low-Fi」といった用語から派生した言葉です。ここでの「Bug」は、コンピュータの不具合や欠陥を示します。この展示では、物理的な素材のミスマッチによる不具合や欠陥を強調し、アートがどのようにそれを抱え、表現するのかを探ります。バグの存在は、アートにおける新たな視点とも言え、部分的な欠陥や異物感を強固な力として捉える視点は、日本の古き美意識である「侘び寂び」の思想とも共鳴しています。大野の作品がどのようにこの「Bug」の要素を抱えているのか、ぜひ会場でご体感ください。

アーティストプロフィール



大野修は1981年生まれで、福岡県出身。九州産業大学で彫刻を学び、東京藝術大学院を修了しました。彼の作品は、石材の彫刻にとどまらず、廃材やコンクリートなど、時として不安定な素材と向き合うことで生まれています。2012年にはニューヨークに滞在し、「破壊と修復」をテーマにした作品の制作に取り組んでいます。

開催詳細情報


  • - 展覧会名: 大野修 個展「Bug-Fi」
  • - 会期: 2025年9月3日(水)〜9月27日(土)
  • - 会場: WALL_alternative
  • - 入場料: 無料・予約不要
  • - 営業時間: 18:00 - 24:00(定休日: 日曜)


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