音楽の力で繋がる新しい社会へ
2026年2月7日、横浜みなとみらいホールにて、特殊なコンサート「ミュージック・イン・ザ・ダーク®」が開催されます。このコンサートでは、視覚障がいのある演奏家とそうでない演奏家が協力し、完全に暗闇の中で音楽を演奏します。参加者は視覚を頼らず、音楽を感じ、体験する新しいかつ貴重な時間を過ごすことができます。
このイベントは、音楽を通じて「共に生きる」社会の実現を目指すことが大きなテーマです。主催の横浜みなとみらいホールでは、これまでに5回の開催を経て、会場のアートシーンに特別な体験を提供してきました。
実力派アーティストたちが共演
今回の公演では、尺八奏者の藤原道山が率いる「風雅竹韻」がメインのアンサンブルとして登場します。彼は2025年にデビュー25周年を迎えるプロフェッショナルであり、視覚障がいを持つ箏の奏者・澤村祐司とソプラノ歌手・小汐唯菜といった、多才なアーティストらが共演します。特に、新たに参加するパーカッション奏者・神田佳子も加わり、期待感が高まります。
プログラムには、宮城道雄作の「春の海」や、神田佳子作の「尺八はミラクル」、さらには加藤昌則編曲による山田耕筰メドレーなど、多彩な楽曲が演奏されます。これにより、この日だけの特別なアンサンブル体験が提供される予定です。
視覚障がい者への配慮
「ミュージック・イン・ザ・ダーク®」では、視覚障がいをお持ちの方へのサポートが充実しています。ペア券も用意されており、介助者との並び席も考慮されています。また、開演前には鑑賞ガイドも設けられ、参加者は楽器に触れる体験や音楽の楽しみ方を学ぶことができます。
更に、点字プログラムや大文字プログラム、音声コード付きプログラムなど、多様な鑑賞サポートが用意されています。これにより、全ての観客がコンサートを楽しむ環境が整えられています。
公演概要
この特別な公演は、2026年2月7日(土)15:00からのスタートです。入場は14:15から可能で、全席指定。一般チケットは4,000円、大学生や65歳以上、障がい者手帳を持つ方などは3,500円で購入できます。高校生以下は3,000円、特別なペア券は7,000円です。
音楽を通じて新しい感覚を体験し、共生社会の実現に向けて、ぜひ足を運んでみてください。音楽の持つ力を再確認できる貴重なイベントとなることでしょう。