ラコステ、五番街に新旗艦店をオープンしブランドの歴史を祝う

ラコステがニューヨークの五番街に旗艦店をオープン

2025年4月10日、フランスの著名スポーツファッションブランドであるラコステが、ニューヨークの五番街に新たな旗艦店を開店しました。この新店舗は、広さが約1,000平方メートルを超え、アメリカ市場でのさらなる成長を示す象徴的な場所として位置づけられています。また、ラコステとアメリカの深い関係とその歴史を祝う意味も込められているのです。

没入型のラコステ体験を提供する新店舗

新しいラコステの旗艦店は、ブランドが米国で築き上げた「サヴォアフェール」を具現化した空間です。スポーツとファッションのアイコン的な要素を調和させた大胆なデザインが特徴のこの店では、ラコステの全コレクションを楽しむことができます。1階では、2025年春夏のランウェイコレクションやウィメンズライン、さらにはこの店舗でのみ購入可能なカプセルコレクションも展開されています。

そこで、来店者は様々なスタイルやアイテムを見つけることができるでしょう。一方、2階立てのフロアにはテニスコートを模した特別なスペースが設計され、魅力的なコレクションが展示されるようになっています。このエリアでは、ラコステの世界に浸りながら、シューズやアンダーウェアのコレクションも観ることができ、特設展示台や専用ウォールが工夫されています。

特に目を引く要素として、創業者であるルネ・ラコステが発明した「ポロシャツ」の多彩なコレクションが「ポロウォール」として展開されています。さらに、ラコステのブランドアンバサダーであるノバク・ジョコビッチやダニール・メドベージェフの特別コレクションも、訪問者の関心を引きつけることでしょう。

CEOのティエリー・ギベールの意気込み

ラコステのCEO、ティエリー・ギベールは、「この新しい旗艦店のオープンを心から誇りに思います。アメリカには規模拡大の大きなチャンスがあり、この著名な五番街においてブランドを新たな顧客に体験していただく機会が得られました」と語ります。この店舗オープンが、アメリカ市場でのラコステのさらなる拡大を目指す取り組みの一環であり、全コレクションを展開するステージとなることを期待しています。

特別なコレクションとデザイン

また、ラコステは2024年3月にローラン・ギャロスのクレーコートで発表した特別なコレクションにも触れています。当日は、クリエイティブ・ディレクターのペラジア・コロトロスがデザインした、ブランドを象徴する「プリーツ」を取り入れたレザーバッグが登場しました。このバッグは、ウィメンズテニスの装いを革新したスザンヌ・ランランにちなんで名付けられました。

美学を融合したデザイン

店内は、ミニマルで洗練された空間設計が施されており、顧客に温かく心地よい体験を提供しています。コンクリートや金属、木材など異なる質感の素材が巧みに組み合わされ、ラコステの伝統と革新が融合。店内には長さ7メートルを超える巨大なワニの彫刻や、歴史的なテニスラケットが展示されています。外装には鮮やかなグリーンのミラーファサードが施されており、ニューヨークの活気を映し出しています。