時代の中で揺れ動く浮世絵師を描く舞台『歌麿屏風』が2025年に上演！

喜多川歌麿の軌跡を辿る舞台『歌麿屏風』

2025年9月19日から21日まで、東京・浅草九劇で、浮世絵師・喜多川歌麿の情熱的な人生を描いた舞台『歌麿屏風』が上演されます。この公演は、若獅子会が手掛けるもので、浮世絵の巨星の複雑な人生を深く掘り下げる内容となっています。

主なストーリー

『歌麿屏風』は、七変化とも言える歌麿の人生を描き出します。彼の才能と彼を取り巻く人々との関係が、歌麿の選択とその運命にどのように影響を与えたのかを描写します。特に、彼の出逢いや別れが生み出すドラマは、観客を惹きつけるに違いありません。東洲斎写楽との関係や、画商・蔦屋重三郎との複雑な絡まり、そして想い人との惜別など、感情豊かな場面が展開され、新たな文学的体験を提供します。

歌麿が金を求め母親との再会を果たす場面では、観客は母と子の切なさを感じることができるでしょう。また、刺青花魁の物語も交じり、江戸時代の文化を肌で感じられるような内容も用意されています。

若獅子会について

若獅子会は、1987年に設立された劇団で、新国劇のメンバーを中心に活動を開始しました。以来、時代劇や現代劇に挑戦し続け、日本独自の情緒や人間ドラマを大切にしてきました。彼らの使命は、視覚的な楽しさだけではなく、心に響くメッセージを観客に届けることです。新体制の若獅子会は、激変する時代の中で、人々の心を打つ物語を追求しています。