マーク・ゴンザレス氏の著作権訴訟、東京地裁が全面勝訴を判決
2025年7月25日、東京地方裁判所は、サクラインターナショナル株式会社に対して提起した、マーク・ゴンザレス氏の氏名やその代表作である「エンジェル」イラストに関する商標権訴訟で、当社の主張を全面的に認める判決を下しました。この判決は、業界関係者から注目を集め、多くの期待を寄せられています。
訴訟の背景と主な争点
当社は、サクラインターナショナル社による商標権行使が許されるかどうか、また同社が「エンジェル」イラストの著作権を有しているかどうかについて争ってきました。これに対し、裁判所は以下のような判断を示しました。
1.
権利濫用の否定: サクラインターナショナル社が当社に対して商標権を行使することは、本判決において権利濫用とされ、認められませんでした。
2.
著作権の判断: また、サクラインターナショナル社がアートワークに対する著作権を有していないため、この著作権を行使することもできないとされました。
この結果、サクラインターナショナル社は、マーク・ゴンザレス氏のブランド管理会社TULUMIZE inc.から正当な許可を受けている当社に対して、商標権や著作権に基づく要求を行うことができないと確定しました。
これは、当社の「Mark Gonzales」ブランド運営が妨げられない重要な意味を持ちます。
過去の関連訴訟との関係
本判決は、先に別の訴訟で明らかにされた内容とも関連性があります。サクラインターナショナル社がマーク・ゴンザレス氏に商標を返還する義務があることも判明しています。さらに、商標の返還までの間は、形式上は同社が商標権を保持するものの、損害賠償請求や差止請求を行う権利がないことが十分に説明されました。
サクラインターナショナル社の誤った主張の否定
裁判所は、サクラインターナショナル社が著作権が自社に帰属するとの主張を行ったことについても、先行判決と同様に否定したばかりか、同社が当社の取引先に対して誤った情報を告知したことを「虚偽の告知」として扱い、損害賠償の義務を負うことを示しました。
このような判断が下されたことにより、業界内外からの信頼が深まり、ブランド運営にさらなる強化・加速が期待されています。
今後の展望
当社は、引き続きマーク・ゴンザレス氏およびTULUMIZE inc.と連携し、ブランドの運営を強化していきます。また、サクラインターナショナル社に対しても責任ある対応を求めていく方針です。
現段階では判決が最終確定されていないことを考慮しつつ、今後の動向に注目が集まります。関連情報は随時発表していく予定ですので、関心を持たれている方は要チェックです。
本訴訟に関する詳細情報については、以下の裁判所の公式ウェブサイトを確認することができます。
裁判所の判決公開ページ
したがって、マーク・ゴンザレス氏の商標や著作権の保護について、一層の注目が集まることが予想され、これからの展開に期待が寄せられることでしょう。