教育の新たな形を提案するボードゲームプロジェクト始動
教育現場での新しい学びを実現するためのプロジェクトが始まりました。一般的に、子供たちに対する教育方法は多様化していますが、今回登場するのは株式会社Teacher Teacher(本社:福岡県)とボードゲームリゾートGAW(本店:長野県原村)が協力し、特に「非認知能力」に着目したオリジナルボードゲームの開発です。2025年の秋から冬にかけて市場に登場予定のこのゲームは、小学校の授業や学童、さらには家庭での使用を想定して設計されています。
プロジェクトの背景
Teacher Teacherは「みんなで子育てを実現する」というビジョンを掲げ、教育者向けのポッドキャスト番組『子育てのラジオ「Teacher Teacher」』やフリースクール「コンコン」を運営し、さまざまな教育コンテンツを提供しています。一方、GAWは八ヶ岳の大自然に位置するボードゲーム体験施設で、訪れる人々にゲームを通して深いコミュニケーション体験を提供することを目指しています。
両者の交流が進む中で、このボードゲームプロジェクトのアイデアが生まれました。“ヨイ出し”というコンセプトは、物事のポジティブな面を見つけ出す技術であり、子どもたちがその技術を学ぶことで、自己肯定感を育てられることを目指しています。2024年の冬からは原村の小学生を対象にしたテストプレイも行われ、教育的な効果と子供たちの盛り上がりを実証しています。
ゲームの概要
開発中のボードゲームは『ヨイ出しトレーニングゲーム(仮)』というタイトルで、小学生を主要なターゲットとしています。ゲームの目的は与えられたお題に対して「ヨイ出し」を繰り返し行うことで、発想力、共感力、表現力を育むことです。このゲームでは、単なる知識を学ぶのではなく、子どもたちが他者の良さを見つけ出し、そこから自己肯定感を高めていくといったプロセスを重視しています。
代表者たちの声
Teacher Teacherの福田遼代表は、このゲームが教育現場での「物事の良さに注目して言葉にする力」を養うための画期的なツールになると期待しています。「ゲーム感覚でこの能力を鍛えられることにワクワクしています」と語る福田代表。
GAWのあだちちひろ代表も、「“ヨイ出し”は子どもたちの未来をより明るくする技術です。このゲームが子どもたちにその力を提供できることを心から願っています」とコメントしています。
今後の予定
プロジェクトは、2025年4月から8月にかけてパイロット制作と改良を経て、9月には最終仕様を決定し製造に入ります。公式リリースは2026年の2月から3月を予定しており、まず教育機関向けに販売を開始し、その後一般販売も行われる予定です。
この新しいボードゲームプロジェクトは、教育現場に新しい風を吹き込む存在となることが期待されています。今後の展開に注目していきたいと思います。
会社情報
Teacher Teacher
GAW
- - 所在地:長野県諏訪郡原村原山17217-596
- - 代表者:あだちちひろ、樋口太陽
- - URL: GAW公式サイト
本プロジェクトに関するお問い合わせは、Teacher Teacherの公式ウェブサイトをご覧ください。