最近、ダンスミュージック業界において大きな注目を集める調査結果が明らかになりました。それは、令和の現役高校生の約9割が音楽ジャンル「EDM」について全く知らないという衝撃的な事実です。「SUMMER SONIC」や「FUJIROCK FESTIVAL」など、日本国内では数多くの音楽フェスティバルが開催されていますが、その中でも特にダンスミュージック系のイベントには多くのファンが集まります。例えば、2014年に日本でスタートした「ULTRA JAPAN」などは、毎年数万人の観客を動員する人気イベントとなっています。
今月17日と18日に幕張メッセで開催される「GMO SONIC」も、ダンスミュージックやクラブミュージックを楽しむ人々にとって欠かせないイベントです。しかし、これほどの人気のダンスミュージックシーンがあるにもかかわらず、その基盤となる「EDM」の認知度が低いとは驚きです。この調査は10代の現役高校生を対象にしたもので、マーケティング情報サイト「ワカモノリサーチ」によって実施されました。調査対象者に「あなたは、音楽のジャンル『EDM』の意味がわかりますか?」との質問が投げかけられたところ、89.3%が「わからない」と回答。逆に「わかる」と答えた高校生はわずか10.7%にとどまっています。
特に興味深いのは、「EDMがわからない」とした高校生の多くがこの用語を一度も耳にしたことがないという点です。多くの高校生が「知らない」、「聞いたことがない」、「わからない」といった意見を持っており、そのなかで約8割が「EDM」という言葉を知らないことが判明しました。「初めて聞いた」、「このアンケートで初めて見た」という回答も多く、EDMを知るきっかけすら持っていない状況です。
中には「エディオンのこと?」や「エンジョイ・ドリーム・ミュージック」のように、全く的を得ていない回答も散見され、音楽業界にとっては衝撃的でした。一方、わずか10.7%の高校生がEDMの意味を理解している理由としては、好きなアーティストの曲や人気ユーチューバーの動画が挙げられます。「推しの曲のジャンルが結構EDM」という意見や「TikTokで流行ったから」など、身近な存在からの影響が少なからず関与していることが分かります。特に音楽好きな高校生の中には、EDMというジャンルが好きである一方で、具体的な定義がわからないという声も多く聞かれました。
この結果からすると、令和の高校生にとって「EDM」はほぼ未知のジャンルであると同時に、知識を求める余地が大きいということが明らかになりました。音楽業界関係者は、高校生たちがこれから年齢を重ねてライブやダンスイベントに参加する際、「ジャンルはEDMだよ!」と言っても、返ってくるのは「何それ?」となってしまうことでしょう。音楽に対しての関心があるかどうか以前に、まずはその名前すら知られていない現実に直面することになるでしょう。
今後、音楽イベントのプロモーションにおいては、「君の好きなアーティストが歌っている曲のような音楽がかかっているイベントだよ」と文化的なコンテクストを加えたアプローチが効果を持つのかもしれません。この調査結果は、音楽業界の構造やプロモーション手法を見直す重要なきっかけと言えるでしょう。
この調査の詳細結果は、マーケティング情報サイト「ワカモノリサーチ」に掲載されています。また、同社は全国の高校生とのネットワークを活かし、若者マーケティングに特化した調査や企画の実施を可能としています。何かご相談や興味のある企業様は、ぜひ公式サイトからご連絡ください。調査期間は2025年10月25日から11月15日までが予定されています。調査対象は全国の現役高校生で、有効回答数は300名、インターネットリサーチ方式で実施されています。いま、音楽業界がEDMに対するアプローチを再定義する重要な時期に来ているのかもしれません。