サステナブルファッションの未来を切り開く、FSCジャパンの取り組み
10月1日から東京ビッグサイトにて開催されるファッションワールド東京(FaW TOKYO)サステナブルファッションEXPOに、FSCジャパンが出展します。FSC(Forest Stewardship Council)とは、持続可能な森林管理を推進する国際的な非営利団体で、6070以上の諸国で森林資源の保全と持続的利用を目指しています。FSCジャパンはその一環として、FSC認証の森林由来繊維の普及に努めています。
バイオマス資源としての森林と、ファッションの繋がり
森林由来の繊維、特にレーヨンやビスコース、モダール、リヨセル類は、近年、ファッション業界での需要が高まっています。しかし、その約半数が持続可能性の証明がされていない非認証の森林から供給されており、これには大きなリスクが伴います。調達が不適切であると、森林破壊や違法伐採等の問題が発生し、持続可能な開発の観点から懸念されています。本ブースでは、製品のブランドやデザインだけでなく、製造過程における倫理的視点に重きを置き、人権や環境問題に配慮したFSC認証製品を展示します。
世界初のFSC認証カプセルコレクション
特に注目は、香港のデザイナーによるFSC認証カプセルコレクションです。この新しいコレクションは、環境問題への意識を高めるために設計され、持続可能な素材で作られた独自のスタイルが特徴です。また、FSC認証の糸を使った衣料だけでなく、木製ハンガーや紙袋といったサステナブルな副資材も展示されます。
FSC認証の木工ブースでの循環型ディスプレイ
展示ブースそのものにもFSC認証木材が使用されており、循環型ディスプレイを実現しています。これは、昭栄美術株式会社が手がけるもので、木工造作物が廃棄されることなく再利用される仕組み、「ユニプラン®」を取り入れています。従来の展示会では、使用した木材のほとんどが無駄になっていましたが、新しいアプローチが生まれました。
森林と共生する新たなファッションの形
本ブースでは、ファッションが衣料から始まり、ディスプレイや副資材に至るまで、様々な場面で森林と直接関わっていることを示します。持続可能な森林資源の利用を通じ、環境保全の意識を広げることが目標です。FSCジャパンの取り組みを通じて、全ての参加者がサステナブルファッションの未来を考えるきっかけになれればと思います。
イベント概要
- - 展示会名: FaW TOKYO(ファッション ワールド 東京)秋
- - 会期: 2025年10月1日(水)〜3日(金) 10:00〜18:00(最終日のみ17:00終了)
- - 会場: 東京ビッグサイト 東4-7ホール 東京都江東区有明3-11-1
- - 小間番号: A14-14(東5ホール)
- - 参加方法: 事前に来場登録(無料)が必要です。詳細はこちらから。
FSCジャパンは、サステナブルファッションの普及を通じて、より良い未来を描くための重要な役割を担っています。この機会に、ぜひ一度ブースにお立ち寄りください。