日本初の公共劇場専属舞踊団として名を馳せるNoismが、設立20周年を迎えるこの瞬間、埼玉にて壮大な大千穐楽を迎えます。この特別な公演は、Noism0の新作『Suspended Garden―宙吊りの庭』、Noism1の新作『にんげんしかく』、さらにはレパートリーの『過ぎゆく時の中で』を含むTriple Billとして構成されています。
Noismは2004年、新潟市のりゅーとぴあ芸術文化会館を拠点に設立され、日々新たな舞踊芸術の創造に挑戦してきました。昨夏に幕を閉じた記念公演『Amomentof(アモメントフ)』では、20年間の歩みを振り返りながら、その魅力を再確認できる舞台を提供しました。
今回の公演では、名振付師・金森穣氏が手掛ける新作『Suspended Garden』が注目されています。彼は、舞台での革新性とダンス技術を融合させることで、観客に新たな感動を呼び起こすことを目指しています。この作品には、現役の舞踊家と共に、ミスNoismメンバーであった二人のゲストも加わり、より一層の深みを持たせる試みがなされています。なお、音楽はトン・タッ・アン氏が担当し、映像演出には遠藤龍氏が参画しています。
もう一方の新作『にんげんしかく』は、近藤良平氏が振付を手掛けます。彼はダンスカンパニー「コンドルズ」を主宰し、彩の国さいたま芸術劇場の芸術監督でもある多才な方です。この作品では、Noism1の舞踊家たちが中心となり、近藤優先の独自の視点で人間の存在に目を向けた芸術を展開します。
また、レパートリー作品『過ぎゆく時の中で』は、もともと2021年に東京の音楽祭で初演されたもので、今回は新たなキャスティングにより上演されます。この演目は、東京都交響楽団との共演で高く評価された実績があり、観客に喜ばれること間違いなしです。
公演は2月7日から9日まで、彩の国さいたま芸術劇場の大ホールで行われます。上演時間は約115分、途中で休憩を挟む形になります。この特別な瞬間を多くの観客とともに共有し、Noismのさらなる挑戦と進化の姿を目に焼き付けるチャンスです。
Noismは今後も新たな舞踊芸術の創造を続けていくことでしょう。この舞台に集まる舞踊家たちが紡ぐ魔法のような時間を、ぜひ現地で体感してください。詳細な情報はNoismの公式特設ページでご確認いただけます。興味のある方はお見逃しなく!