フェンディ2025年サマーコレクションの魅力
イタリアを代表するラグジュアリーブランド、フェンディ(FENDI)が、2025年のサマーコレクションを発表しました。創業100周年を迎えたフェンディは、これまでの道のりを振り返りつつ、未来へ目を向けています。本コレクションでは、1977年に発表されたカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)の「イストワール・ドオー(Histoire d’Eau)」の物語を基に、フェンディのミニマリズムとエレガンスを感じさせる新たな視点が提示されています。
ローマを舞台にした物語
新作コレクションは、フェンディの故郷であるローマの中心地を舞台にしており、映画的な要素がふんだんに取り入れられています。フランスの文化人、ジャック・ドゥ・バシェール(Jacques De Bascher)によって監督されたファッションフィルムでは、スージー・ダイソン(Susy Dyson)演じる魅惑的な旅行者が、ローマの太陽の下での贅沢な時間を過ごし、街を楽しむ姿が描かれています。アトリエにいるフェンディ家の5人姉妹への手紙をつづるシーンや、歴史的な遺跡を巡る姿は、ローマの魅力をさらに引き立てています。
カラーパレットとデザイン
今回のコレクションは、夏のローマのカラーパレットや、イタリアの浜辺の華やかさをイメージした色合いで彩られています。コクーンシェイプや自然をテーマにしたエンブロイダリーを特徴とし、快適なファブリックとカジュアルなデザインが融合しています。特に、珊瑚をイメージした彫刻的なフォルムがコレクション全体を通して重要なテーマとなっており、ネックラインやジュエリーにエンブロイダリーディテールが施されています。
色とりどりのトーンには、コーラルレッドやサンドテラコッタ、シーフォームなどのトロピカルな色彩が用いられ、夏のムードを存分に表現しています。
アンサンブルやフットウェアの新作
アンサンブルは官能的かつエレガントで、シルエットやマキシドレスが贅沢な雰囲気を醸し出しています。パッチワークやラムレザーのアップリケ、ビーズで飾られた装飾など、ディテールにこだわったアイテムが目を引きます。また、スポーティな要素が加わったアウターウェアには、フローラルシャンブレーデニムやロゴ入りシルクジャカード、さらにフィット感を高めたフレアタンクドレスなどがラインナップ。
足元には新しい「フェンディ フリン(FENDI Fling)」トングサンダルが登場し、居心地の良いデザインで夏のスタイルを完成させています。メンズラインでは、「FF」バックルがあしらわれたエレガントなサンダルとともに、ホリデームードが漂う着こなしが可能です。
遊び心満点のアクセサリー
コレクションには、海の生物をモチーフにしたチャームやコットンバンダナなど、遊び心あふれるアイテムも揃い、さらなる魅力を引き立てています。シルク素材に珊瑚のバンダナプリントが加わったフラールやポンチョ、ラフなラフィアとデニム製のオーバーサイズハットが登場し、夏にぴったりのスタイルを演出します。
発売情報
フェンディの2025年サマーコレクションは、2025年5月よりフェンディ直営店および公式オンラインストアfendi.comにて順次発売予定です。新たな軽やかさとエレガンスを兼ね備えたコレクション、その全貌をぜひご覧ください。