十和田湖 冬
2025-03-01 02:29:18

冬の厳しさと美しさを音で描く、十和田湖シリーズ最終章

日本の冬の音を感じる「十和田湖 冬」



北日本の自然美を音で表現する「十和田湖 冬」が、2月28日にリリースされます。本作は、Nick Wood氏による十和田湖シリーズの最終章であり、厳寒の中に漂う美しさを捉えたアンビエントミュージックの作品です。このシリーズは、五季節に分かれた全5章から成り立ち、自然の変化を追い求める試みが続いてきました。

木の言葉を借りると、「十和田湖の冬は一年で最も苛酷な季節だが、同時に最も美しいシーズンでもある」。彼の小さなボートハウスには、雪に閉ざされて辿り着くのが困難であり、その孤独な季節の中で自然への感謝と敬意が芽生えてきます。この厳しい冬景色から得られるインスピレーションが、作品全体を通して生かされています。

「アイス・マリンバ」の誕生



Winterの特色を感じるために、Woodは特別な楽器「アイス・マリンバ」を自身のアイデアで発明しました。地元の八戸製氷冷蔵株式会社によって作られたこの氷の楽器は、雪上を運ばれ、スタジオでの演奏の後には自然に戻っていく儚さを持っています。その独特な響きは、「十和田湖 冬」の核となり、作品に自然の音と象徴的なエッセンスをもたらしています。

最先端技術による音の探求



Woodと彼のチームは、二年間にわたりフィールドレコーディングを行い、季節ごとの自然音を追求しました。この過程で「PlantWave」というデバイスを使い、植物の微小な電気信号をMIDIに変換する試みも行いました。こうして生まれた音楽は、自然のエネルギーを反映した、まさに没入感のあるメディテーショナルなサウンドへと昇華されました。

最終的な作品は、Dolby Atmosでミックスされ、立体的な音の体験が実現されています。また、ボーカルには日本人アーティストNoricoが参加し、Yula Yayoiのボーカルも加わり、Sean Halleyのエレクトリックギターや、Ariel Solのハープ、Jordan Tealのベースなど、各アーティストの演奏が一体となったエモーショナルな音楽が完成しました。

世界配信の開始



「十和田湖 冬」は、Alan Mawdsleyとの共作とミキシング、赤工隆によるレコーディング、Los AngelesのFederico GiordanoによるDolby Atmosミキシングを経て、いよいよ全世界で配信が開始されます。SpotifyやApple Musicなど、様々な音楽プラットフォームで楽しめることから、多くのリスナーがこの美しい音楽体験に触れることができるでしょう。

まとめ



この「十和田湖 冬」は、厳しい北国の冬を生きるアーティストの心情と自然の美しさが融合した作品です。音楽を通じて、冬の神秘と感動を感じてみてはいかがでしょうか。シリーズの最終章を皆で楽しみましょう。


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