『マハーバーラタ』舞台
2026-08-31 17:54:14

古代インド叙事詩『マハーバーラタ』の魅力を再発見する舞台公演が東京で開催

『マハーバーラタ』を巡る舞台公演が東京で待望の初演



古代インドの叙事詩『マハーバーラタ』をテーマにした二つの舞台作品が、2026年10月から11月にかけて東京のODYSSEY CREATIVE CENTER(OCC)で上演される。これらの公演は、重要無形文化財保持者である津村禮次郎が出演する『OATH & SIN』と、詩的な作品『夢七夜』という二つの異なる作品で構成されている。

公演詳細


1. 『OATH & SIN ~マハーバーラタより』


この作品は、2026年10月2日から8日まで全8公演が予定されており、今年開催されたインドの国際マハーバーラタ・フェスティバルにおいてもスタンディングオベーションを記録したことから、その高い評価がうかがえる。舞台は、英雄ビーシュマが抱える人生の葛藤を描いており、彼は誓いと役割の狭間で引き裂かれ、愛と憎しみが絡み合う物語が展開される。

音楽は雅楽演奏家・太田豊による龍笛やサックスが用いられ、伝統と現代のパフォーマンスが融合。全体の上演時間は約60分で、アフタートークイベントも開催予定だ。

2. 『夢七夜 ~ビーマとドラウパディの夢』


11月21日から26日までの間、全6公演が行われるこの作品は、夏目漱石の『夢十夜』をテーマにした詩的な舞台で、愛情と嫉妬、悲しみを通じて展開する幻想的な物語である。出演者にはバリ舞踊家の小谷野哲郎と舞踊家の福島梓が名を連ね、古代の愛憎が現代の感情と交差する様子が映像や音楽とともに表現される。

『マハーバーラタ』の現代的意義


『マハーバーラタ』は紀元前に成立したとされる古代の叙事詩で、骨肉の争いや英雄たちの誓い、愛と憎しみが描かれている。「なぜ戦わねばならないのか」「真の平和とは何か」といった問いが物語の中心にあり、現代の不安定な国際情勢において、今こそそのメッセージが響く時代であると言える。

インドは現在、経済・外交・文化において大国としての存在感を増しており、その文化的アイデンティティの象徴として『マハーバーラタ』は重要な役割を担っている。善と悪が単純に分けられないこの物語は、私たちの人間関係や倫理に深く関わる普遍的なテーマを投げかけている。

文化的交流の架け橋


2027年には日本とインドの国交樹立75周年を迎える。この公演は、その記念すべき節目の前年に行われ、両国の文化的交流を促進する重要な機会となる。2026年は、両国の歴史的背景を振り返りつつ、新たな未来へとつながる架け橋となるだろう。

チケット情報


各公演は限定50席で、一般には5,000円、U-25には3,500円の料金が設定されている。リピート割引も提供されており、同一公演を2回以上購入する場合にはお得な料金で楽しむことができる。公演が行われるODYSSEY CREATIVE CENTERは、東京メトロ木場駅から徒歩6分の距離に位置する創造的な空間である。

『OATH & SIN』や『夢七夜』は、すべての人に深い感動と考察の時間を提供してくれる作品となるだろう。ぜひ、この機会に二つの幻想的な舞台を体験してみてはいかがだろうか。


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