10月はピンクリボン月間
愛知県小牧市に位置する「天然温泉こまき楽の湯」は、地域の健康促進を目指し、2025年10月1日から31日までの1ヶ月間、「ピンクリボン銭湯」イベントを開催します。このイベントは、乳がん検診の重要性を広めることを目的としています。
ピンクリボンとは何か?
ピンクリボン(Pink Ribbon)は、乳がんに関連する正しい知識を広め、早期に受診し、適切に治療を受けることの重要性を啓発する世界的なシンボルです。日本では、女性の生涯における乳がん罹患率は約11%(つまり9人中1人)と非常に身近な病気です。早期発見が出来れば治癒率が向上するため、一人でも多くの方に意識を高めてほしいと思っています。しかし、依然として検診の受診率は低迷しています。忙しい日常や「自分は大丈夫」という思いから、受診を避ける方が多いのが現状です。
そのため、地域に密着した温浴施設である「こまき楽の湯」が、気軽に健康について学べる場を提供しようと、この取り組みを始めることにしました。自分の健康について考えるきっかけを提供し、多くの人々に正しい情報を伝えていきます。
こまき楽の湯が目指す「健康の輪」
銭湯は、長い間人々に「身体を清める場」や「地域のコミュニティ」として愛されてきました。最近では、リラクゼーションやエンターテインメントの要素も加わり、さまざまな世代が集まる「地域の拠点」としての役割が求められています。このこまき楽の湯も、銭湯の特性を活かし「健康の増進のプラットフォーム」として新しい役割に挑戦していきます。
今回の「ピンクリボン銭湯」は、銭湯ならではの「楽しさ」と「学び」を融合させたイベントです。心身をリラックスさせながら、自然に健康の大切さを感じ取ってもらうことが目標です。
イベントの具体的な内容
以下のような内容で、訪れた皆さんに乳がんについての知識を深めていただく機会を提供します。
1.
乳がん予防リーフレットの設置
実施期間中、毎日女性脱衣室に、乳がんについて正しい知識を持ち帰っていただくためのリーフレットを設置します。鏡には「ブレスト・アウェアネス」のポスターも掲示し、日常的に乳房の状態を意識することの重要性を伝えます。
2.
ピンク水風呂の開催
10月11日(土)から13日(月)の3日間限定で、男女各浴室に“ピンク色の水風呂”を設置します。視覚からも乳がん啓発を感じていただける機会です。
3.
ピンク入浴剤のプレゼント
10月12日(日)には、女性のお客様先着200名に家庭用のピンク入浴剤(20g)をプレゼント。この入浴剤を使用することで、自宅でも乳がん予防について考えるきっかけを持ってもらえます。
4.
保健師によるセミナー
10月24日(金)には、小牧市保健センターの保健師による無料セミナーを開催します。定員は20名で、約45分間の講座で乳がん検診の重要性を伝える内容となっており、参加者がしっかりと理解できるよう配慮されています。
地域の皆様へのメッセージ
乳がんは「早く見つければ守れる命」です。銭湯というリラックスできる場所から、この重要なメッセージを地域の人々に伝え、多くの方々に知識を広めていきたいと考えています。身体を温めるように、健康に対する正しい理解を深めることで、未来の自分や大切な人たちを守るための第一歩になればと思います。この「ピンクリボン銭湯」イベントが、そのきっかけとなることを願っています。
イベント概要
- - 名称: ピンクリボン銭湯
- - 主催: 天然温泉こまき楽の湯 × 小牧市
- - 期間: 2025年10月1日(水)~10月31日(金)
- - 場所: 天然温泉 こまき楽の湯(愛知県小牧市)
- - 内容: リーフレット配布、ピンク水風呂、入浴剤配布、保健師セミナー
この機会にぜひ、銭湯で健康について考えてみませんか?