デヴィッド・リンチ監督追悼企画『オールナイト上映』が開催
映画ファンの熱い支持を受け続けたデヴィッド・リンチ監督の追悼企画『デヴィッド・リンチ オールナイト上映』が、2025年3月21日(金)から22日(土)にかけて、東京都新宿区の「109シネマズプレミアム新宿」で実施されることが決まりました。リンチ監督の死去から1年後に行われるこのイベントでは、彼の代表作3作品が4K版で一挙上映されます。
映画の巨人が遺した作品
デヴィッド・リンチ監督は、2025年1月15日に78歳でこの世を去りました。彼の独特の作風は多くの映画ファンに愛され、カルト的存在として名をはせました。監督作にはアカデミー賞のノミネート歴もあり、カンヌ国際映画祭でのパルムドール受賞を果たした『ワイルド・アット・ハート』などがあり、その全作品は観る者を不思議な世界へと誘います。
上映作品と魅力
今回のオールナイト上映では、リンチ監督の長編デビュー作『イレイザーヘッド 4K』、人気ドラマ『ツイン・ピークス』の前日譚として名高い『ツイン・ピークス ローラー・パーマー最期の7日間 4K』、そして『ロスト・ハイウェイ 4K』の3作品が上映されます。特に『ロスト・ハイウェイ』は、日本で初めて4Kでの上映となることでも注目されています。
スクリプトが持つ心理的な深層
これらの作品は、観る者に独特の心理的作用を及ぼし、夢と現実の境界を曖昧にするようなストーリー展開で知られています。『イレイザーヘッド』は、不安と非現実が交錯する異世界に対する挑戦的な視点を提供し、『ツイン・ピークス』では田舎町に潜む暗い謎を描きます。『ロスト・ハイウェイ』は、言語や物語の非線形性を特徴とした、視覚と聴覚を刺激する作品です。
音響体験の新境地
この上映会では、坂本龍一氏が監修した最先端の音響システム「SAION-SR EDITION-」も体験できます。このシステムは、リアルでクリーンな音を追求しており、映画と音楽の融合された深い没入感を提供します。スピーカーやアンプの選定にこだわり、観客がその場にいるかのような感覚を体験できるでしょう。
詳細情報
- - 日時: 2025年3月21日(金)22:45~3月22日(土)5:20頃
※メインラウンジは1時間前から利用可能で、上映中に約15分の休憩があります。
- 『イレイザーヘッド 4K』
- 『ツイン・ピークス ローラー・パーマー最期の7日間 4K』
- 『ロスト・ハイウェイ 4K』
- CLASS S:12,500円
- CLASS A:9,200円
※割引サービスや無料招待券は使用不可です。
このようにして、デヴィッド・リンチ監督の独自の映画体験とその偉大な作品群に再び触れる機会が訪れます。ファンはもちろん、一度もリンチ作品を観たことのない人にとっても、貴重な体験となることでしょう。
お問い合わせ先
この特別なイベントにぜひご参加し、映画の魔法に浸ってください。