金沢箔時計登場
2025-10-02 14:20:54

金沢の伝統工芸を映し出す機械式時計専門ブランドの新作

新たな魅力を纏った金沢箔の機械式時計



最近、Maker's Watch Knotから金沢の伝統工芸である金沢箔を用いた機械式モデル「金沢箔」が登場しました。これは「TAKUMI Collection」の一環で、金沢の匠たちの技術と現代的なデザインが見事に融合した作品です。製品名は「AT-38SVPTBL」と「ATC-40SVPTBL」。その美しい文字盤は、400年以上の歴史を持つ金沢箔を反映した芸術の結晶です。

金沢金箔の伝統と現代の融合


「金沢箔」は加賀藩祖・前田利家が1593年に金箔と銀箔の製造を始めたことで、現在まで400年以上の歴史を刻んできました。その製造技術は、1万分の1ミリという極薄の合金を作り上げる高度な職人技です。その技術を引き継ぎ、発展させているのが1987年に設立された「箔一」です。

「金沢箔」は単なる装飾にとどまらず、「日常に寄り添う芸術」として、腕時計に新しい価値をもたらします。高品質なMADE IN JAPANの時計を提供しようとする同ブランドのビジョンが、このコレクションに詰まっています。

美しさを際立たせる独自の技法


「金沢箔」の文字盤づくりは、複数の伝統技術を駆使し、職人の感性を活かすことで完成します。職人の宮城理美氏は、プラチナ箔を細かく砕き、フレークを地金に敷き詰め、独自の染色法で藍色に染め上げる巧みさを持っています。

作業の中で、光沢のあるプラチナ箔と金箔を使用し、一粒ずつ手作りで配置していくことで、唯一無二の模様を生み出すことに成功しました。これにより、幻想的な色彩が表現され、どの時計も個性的でありながらバランスが取れた美しさを持っています。

実用性と機能性を両立


「金沢箔」は、センター3針の「AT-38SVPTBL」とクロノグラフ機能を持つ「ATC-40SVPTBL」の2タイプがあり、どちらも日常の使用に耐えうる実用性を兼ね備えています。風防には高硬度のサファイアガラスが使われており、傷がつきにくい特性をもっています。また、それぞれ防水性能も備えており、厳しい状況でも安心して利用できます。

仕様詳細


用途 AT-38SVPTBL ATC-40SVPTBL
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ケース素材 ステンレススティールSUS316L ステンレススティールSUS316L
風防 サファイアガラス(無反射コーティング) サファイアガラス(無反射コーティング)
防水性能 5気圧防水 10気圧防水
ムーブメント 自動巻(cal.9015) 自動巻(cal.NE88)
本体価格 93,500円(税込) 198,000円(税込)

結論


Maker's Watch Knotの「金沢箔」コレクションは、単なる時計ではなく、金沢の歴史と美意識を腕元に感じさせる芸術作品です。四百年の伝統を持つ金沢箔の輝きが、時計の魅力を一層引き立てており、国内外での認知度向上も期待されます。これを機に、日本の工芸技術が新しい形で世界に広がることを願いたいですね。


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