ワークマン、リカバリーウェア200万着販売計画を発表
2025年の秋冬商戦に向けて、株式会社ワークマンはリカバリーウェア「MEDIHEAL®(メディヒール)」を全国1063店舗で販売する計画を発表しました。特に注目すべきは、従来の作業客を超え、一般客もターゲットにしたことです。今期の販売目標はなんと200万着、これは昨年の10倍に相当します。
リカバリーウェアの効果と特徴
リカバリーウェアは、家庭用遠赤外線血行促進用衣として、疲れや筋肉のコリを改善するために設計されています。厚生労働省に認可された一般医療機器であり、その効果が期待されています。ワークマンは、2025秋冬商戦で34億円の売上を目指しており、翌年の春夏商戦ではさらに330万点、51億円を狙います。
大衆化を目指す商品のポジショニング
ワークマンのリカバリーウェアは、業界の中でも圧倒的に低価格—例えば「ROOM長袖クルーネックシャツ」は税込1900円で販売され、多くの消費者が手が届く価格です。これにより、リカバリーウェアが特別なものではなく、気軽に試せる日用品として広がることを狙っています。これまで170万着を販売し、多くのリピート客を獲得しているのもその証です。
マーケティング戦略の強化
ワークマンは、リカバリーウェアの販促活動として、全店でのビジュアル・マーチャンダイジング(VMD)を実施するなど、売り場の視覚的魅力を高める工夫も行います。特に9月1日からは店舗入口正面に特設売場を設置し、年間6000万人以上の来店客の目に触れることを期待しています。
更に、東名阪モールの中でラッピングストアも展開し、視覚的にもインパクトを与えることで商品の訴求を強化します。主要な販売拠点での注目度を高めることによって、より多くの顧客に届くことを目的としています。
メディアとインフルエンサーの活用
2025年秋冬の新製品発表会では、リカバリーウェアの展示がメインテーマになる予定で、その場には700人のインフルエンサーが招待されます。これにより、SNSを通じて広がる新しい顧客層の獲得を目指しており、特に武井壮さんがブランドアンバサダーとして登場することで注目度が高まるでしょう。
全国への広告戦略
全国的に印刷されるチラシにおいても、リカバリーウェアの宣伝が大々的に行われ、顧客層の拡大を図ります。特に40代から50代の層を意識して、疲労の実感が強い層に向けてアプローチする計画です。
まとめ
リカバリーウェア市場は競争が激しい中、ワークマンは「もっと身近に」をコンセプトに、業界最安値で挑戦しています。多くの製品が一般客の手の届く価格で提供されることで、リカバリーウェアの大衆化がどのように進むのか、今後の展開に大いに期待が寄せられます。9月1日からの販売開始を見逃せません!