長崎映画『終を含む』
2026-08-18 12:26:16

長崎発の映画『終を含む』が生きることを問いかける

長崎発の映画『終を含む』が生きることを問いかける



長崎を故郷とするプロデューサー、股張祐二と中村星太が手掛ける新たな長編映画『終を含む』の製作が始まった。この作品は、人生の終わりと生きることをテーマにしており、特に長崎の文化や風土と深く結びついたストーリーを描くことを目指している。監督は、国際映画祭で数々の賞を受賞している若手映画監督、田中稔彦と池田彰夫が共同で務める。

地域との連携を重視した映画製作



本作の製作においては、行政機関や大学、企業、医療関係者、地域団体など、多岐にわたるパートナーとの協力を得ながら進行中である。特に、長崎の象徴的な風景や地域文化、人々の生活を映し出すことで、さらに深みのある作品を目指している。2023年8月15日には、長崎の伝統行事「精霊流し」を重要なシーンとして撮影し、多くの市民と共に作り上げることができた。地域の人々との密接な関わりが、本作の大きな特徴である。

豪華キャスト陣が共演



『終を含む』には、一般に親しまれている俳優たちが出演する。主要キャストには、浅利陽介、山下リオ、元之介、大ちゃん(ちゃんぴおんず)、森あゆ、金子昇(友情出演)、朝加真由美といった多彩なメンバーが揃っている。具体的なキャラクターの詳細はまだ明かされていないが、それぞれの役者が持つ個性や経験が、物語を豊かにすることは間違いない。

監督の背景



田中稔彦監督と池田彰夫監督は、もともとは俳優としてキャリアをスタートしたが、コロナ禍を経て映画制作に転身。彼らの初作品『莉の対(れいのつい)』が第53回ロッテルダム国際映画祭でタイガーアワードを受賞し、日本人としては過去にない快挙を成し遂げた。その名声と共に、彼らの作品はヨーロッパ各地の国際映画祭でも高く評価されており、田中は南米最大の映画祭で審査員に選ばれるなど、多方面で注目を集めている。

プロデューサーの思い



プロデューサーの中村星太は、長崎の文化が持つ特別な時間の流れについて語っている。彼によれば、長崎は「死者を送る」という行為が日常の中に自然に存在する場所である。この文化が、過去の出来事としてではなく、現在も生き続けるものであることを伝えることが、映画の目的でもあるという。
彼は、映画を通じて「人はどのように生き、誰を送り、どのように記憶を受け継いでいくのか」というテーマを問いかける。精霊流しの風景には、悲しみだけでなく、人生を大切に送るという文化が詰まっている。本作がその文化を日本国内のみならず、世界へ広める一助となることを願っている。

作品の概要



作品名:『終を含む』
監督:田中稔彦・池田彰夫
原案:オコチャ
脚本:田中稔彦・オコチャ
主演:浅利陽介
出演:山下リオ、元之介、大ちゃん(ちゃんぴおんず)、森あゆ、金子昇(友情出演)、朝加真由美ほか
エグゼクティブプロデューサー:股張祐二
製作会社:有限会社エス・エル・エフ、株式会社No Saint.& Bloom
特設サイトはこちら

この映画『終を含む』は、ただのストーリーではなく、長崎の人々との共同作業を通して文化を紡ぎ、未来へつなげるプロジェクトである。長崎の情景や文化がいかに生き続けているのかを、多くの人々と共に映し出していくことを期待せずにはいられない。


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