木の生地から生まれたユニフォームブランドAlveriの新たな挑戦

三喜商事株式会社が新たに立ち上げたライフスタイルブランド「Alveri（アルヴェリ）」。このブランドは、国産の間伐材を原材料にした木糸（もくいと）を使用したユニフォームを展開し、持続可能なファッションの新しい可能性を探求しています。2025年に大阪・関西万博で医療スタッフ用のユニフォームが採用されることを契機に、「Alveri Bespoke（アルヴェリビスポーク）」という新しいラインが5月27日から始動します。

Alveriの誕生は「自然豊かな日常を未来にのこす」というミッションから始まりました。そして、環境に優しい木糸は、ただ持続可能なだけでなく、その機能性によっても注目されています。この素材を使うことで、ファッション性の高いオリジナルユニフォームの提供を通して、地球の未来に貢献することを目指しています。

Alveriが協力するのは、企業用ユニフォームでの実績を持つ株式会社Problem Solvingです。彼らがデザイン、企画、生産を担当し、Alveri Bespokeはお客様との対話を重視し、個々のニーズに応じたユニフォームを作り上げていきます。この仕組みを通じて、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めます。

Alveriが掲げる「木糸」は、間伐材から作られる天然素材で、基本的な製法には化学処理が入らず、環境への影響が少ないという特徴があります。さらに、木糸製品は生分解性のための廃棄物問題の軽減にも貢献します。

濃厚でしっかりした日本の茶系の草木染めを取り入れた商品は、長年の経験を持つ染師・福本久人氏が手掛けており、一つ一つが職人の手による仕上がりです。Alveriの製品は、環境保護とファッション性の両立を追求し、心地よい着心地を実現しています。

「Bespoke」という言葉には、お客様との対話を重ねながら服を仕立てていくという意味が込められています。Alveri Bespokeでは、すべてのプロダクトがオリジナルであり、それぞれ違ったデザインが生まれます。その背景には、お客様との対話を重視した仕組みが存在します。

このブランドのこだわりは、高感度なファッション性を持ちながら、持続可能性を追求することです。長野県知事が着用するジャケットは、軽量で通気性にも優れ、実際にオンラインショップでも購入可能です。Alveriのデザインには、しっかりとした快適さがあり、環境への配慮も満たしています。

Alveriは、大量生産・大量消費の流れから一歩引き、サステイナブル社会の実現を目指しています。私たちの活動は、地域の森林資源を大切にし、次世代に継承することを主眼に置いています。これにより、日常のライフスタイルに新しい価値を提供し、地域との共存を図りながら、地球環境の保護に貢献することを目指しています。

木糸の活用を通じて実現する循環型社会のために、Alveriは今後も新しいファッションスタイルを提案し続けますので、これからの成長にも期待が寄せられています。