新たな風待ち港
2025-05-15 12:13:28

男鹿市に新たな風待ち港が誕生!「ホテルかぜまちみなと」6月にオープン

秋田県男鹿市の船川港に、待望の宿泊施設が6月6日(金)にオープンします。その名も「ホテルかぜまちみなと」。新たにリノベーションされたこの施設は、旧船川港湾労働者会館を再活用したもので、サウナと中華ダイニングが楽しめる場所として、地域に新しい風を吹き込むことを目指しています。

このプロジェクトは、株式会社NEWLOCALと地元のクラフトサケ醸造所「稲とアガベ」が協力して立ち上げたもので、「男鹿の日」である2023年3月22日に設立された合弁会社「株式会社男鹿まち企画」によって進められました。グランドオープンに伴い、5月15日(木)から予約受付も開始しています。

「ホテルかぜまちみなと」は、観光庁の「地域一体となった観光地・観光産業の再生・高付加価値化事業」に参加・採択されたプロジェクトの一環として、男鹿駅前の再開発に位置付けられています。このホテルには、地元の人々にも親しまれる中華料理店と、海を眺めながら利用できるサウナが併設されており、滞在者にユニークな体験を提供します。

男鹿エリアでは、これまでにも醸造所やレストラン、スナック等を展開してきた「稲とアガベ」が、地域の活性化に向けて力を入れる中で、新たに生まれたこの宿泊施設。この開業によって、男鹿駅をハブとし、新たな観光ルートが形成されることを期待されています。

ホテルのコンセプトは「かぜを待ち、かぜに乗るための港」。かつてこの町には、風を待つ船乗りたちが一時の停泊をする「風待ち港」が存在しました。そうした歴史や町の思い出を受け継ぎながら、旅人と地元の人が交わる場所として機能することを目指しています。宿泊者が地元の人と交流しながら、男鹿の魅力を体感できる、そんな空間を提供します。

客室は全14室あり、ダブル、ツイン、トリプル、クイーン、ドミトリーの多様なスタイルが用意されており、宿泊者にそれぞれのニーズに合わせた快適な時間を提供します。部屋の内部は、日々の喧騒から離れ、風の流れを感じることができる癒しの場所としてデザインされています。特に「海の泡」をイメージした丸いデザインや色とりどりのカーテンが施され、優雅で落ち着いた雰囲気を演出。

サウナエリアも注目すべきポイント。白木のサウナ、黒木の外気浴スペース、そして海と繋がる檜風呂が設置されており、特別な空間が広がります。風景を絵画のように捉えるフレーミングされた窓からは、四季折々の美しい景色を楽しむことができ、身体だけでなく心も癒されます。こちらのサウナは、オープン当初は宿泊者の利用が優先される予定ですが、一般利用も今後は計画されています。

レストランでは、町中華を基にしたビストロダイニングが展開されます。ゲストには、特製の中華粥や日替わりの定食が提供される他、地元のお酒に合うアレンジされた中華料理も楽しめます。オープン当初は宿泊者専用の食事が提供され、一般客向けの営業は6月中を予定しています。

「ホテルかぜまちみなと」は、男鹿駅近くに位置し、アクセスも便利。風待ち港の物語を受け継ぎ、地域の未来を切り拓くこの新たな宿泊地が、どのように男鹿を盛り上げていくのか、今から期待が高まります。地域の新しい魅力を探しながら、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。www.kazemachiminato.comでも詳しい情報が掲載されています。


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