アメリカ発の児童合唱団「ワン・ボイス・チルドレン」が大阪万博に出演
アメリカ合衆国ユタ州に本拠を置くOne Voice Children’s Choir(ワン・ボイス・チルドレン)が、2025年に開催される大阪・関西万博に出演することが決まりました。この合唱団は、国や文化を超えた「ひとつの声」をテーマに掲げており、子どもたちの純粋な歌声を通じて、希望と感動を世界中に届けています。これまでの活動を通じて、彼らは数々の話題を提供し、多くの支持を集めてきました。
大阪・関西万博でのパフォーマンス
ワン・ボイス・チルドレンは、2025年7月19日(土)に大阪・関西万博会場内のフェスティバル・ステーションにてパフォーマンスを行います。テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。未来を担う子どもたちの声が、このテーマを具現化し、会場の観客の心をひとつにすることでしょう。
合唱団について
この合唱団は、2002年にソルトレイクシティ冬季オリンピックのために設立されました。現在、5歳から18歳の子ども約180名が在籍しており、非営利団体として音楽を通じた活動を行っています。彼らのYouTubeチャンネルは490万人以上の登録者を持ち、また「America's Got Talent」への出演をはじめ、数々のバイラルヒットも実現させています。
彼らの使命は、営利活動ではなく、音楽を通じて世界の子どもたちをつなぐことです。多くの関係者の寄付により、その活動を支えられています。
歴史的な足跡
ワン・ボイス・チルドレンの歴史は、さまざまな栄光に満ちています。2002年にはオリンピックでデビューし、その後もジョン・レノン国際音楽賞を受賞しました。日本の広島フラワーフェスティバルへの出演や、アメリカズ・ゴット・タレントへの招待、さらにはホワイトハウスでオバマ前大統領夫妻の前でクリスマスソングを披露するなど、その活動は世界に広がっていきました。
特に、日本との関わりも深く、福田真史さんはその創設者であり、音楽プロデューサーとして活動を続けています。彼が作曲した「くまモンのうた」は、熊本地震の被災者を勇気づけるために披露されました。
現在の活動
最近ではオリジナルアルバムもリリースされ、グラミー賞の候補リストに名を連ねるなど、世界中から注目されています。また、YouTubeでは総再生回数が10億回を超え、特に「Let It Go」のカバーでは1億回以上再生され、大反響を呼びました。これからますます活躍の場を広げていく彼らの歌声が、日本の万博の場でどのような感動を生み出すのか、大いに期待が寄せられています。
合唱団は今後も音楽を通じて、さまざまな文化や背景を持つ子どもたちをつなげていくことでしょう。大阪・関西万博でのパフォーマンスは、その一環として行われ、多くの人々にとって忘れられない瞬間となることでしょう。
最後に
ワン・ボイス・チルドレンの活動を通じて、子どもたちの歌声がもたらす希望と平和のメッセージが、世界に広がることを願っています。大阪万博でのパフォーマンスは、彼らの新たな歴史の1ページとなることでしょう。ぜひ多くの方に足を運んでいただき、心のこもった歌声を直接感じていただきたいと思います。