映像メディア利用調査
2025-02-28 15:45:23

映像メディア利用動向調査2025、SVODの急成長と映画館利用減少

映像メディア利用率調査2025



株式会社フィールドワークスと映像メディア総合研究所合同会社が実施した大規模なネットアンケート調査の結果が発表されました。この調査は、全国5,000人以上を対象とし、映像視聴メディアやサービスの利用実態を詳細に分析しています。

調査結果の概要


調査の結果、映画館とDVD・ブルーレイのレンタル利用が減少し、定額制動画配信サービス(SVOD)が市場で急成長していることが明らかになりました。特に「映画館」の利用率は前年に比べ2.6ポイント減少し、DVD・ブルーレイレンタルも1.3ポイント減少しました。一方、SVOD利用者は2ポイントの増加を見せ、ますますの人気を誇っています。

2024年は、コロナ禍からの回復が期待される年ですが、特に目立った変化は見られない模様です。他のサービス、例えば「無料放送」や「有料テレビ放送」については、前年とほぼ同じ利用率を維持しています。

サブスクサービスの増加


定額制のSVODサービスにおける利用率は全体で36.7%に達し、前年から1.4ポイント増加しています。これは、映画館やDVDレンタルなどの旧来的なサービスが厳しい状況にある一方で、サブスクリプション型のサービスが受け入れられ続けていることを示しています。

有料動画配信サービスの人気


調査では、有料動画配信サービスの利用率についても詳細なデータが示されています。中でも「Amazonプライム・ビデオ」は前年より1.1ポイント増加し、全体の23.0%を占めています。次いで「Netflix」は9.7%、そして「U-NEXT」が4.4%と、上位3サービスの利用率は増加の一途をたどっています。

マーケティングの方向性


この調査は14年目を迎え、長期的なデータが蓄積されています。映像コンテンツの権利者やテレビ局、動画配信事業者にとって、ショーのビジネス戦略を考える上で重要なデータソースとなります。特に、サブスク需要の増加は、今後のマーケティングやサービス提供に影響を与えることでしょう。

調査の実施


  • - レポート名: 映像メディアユーザー実態調査2025
  • - 目的: 映像視聴メディア・サービス利用実態の把握
  • - 対象: 映画興行、無料テレビ放送、有料テレビ放送、DVD・ブルーレイのレンタル・購入、定額型・レンタル型動画配信、デジタルデータでの動画販売
  • - 調査期間: 2024年11月1日~11月8日
  • - 年齢層: 13歳~69歳の男女
  • - 調査エリア: 全国
  • - 方法: インターネットアンケート
  • - サンプル数: 5021人
  • - 企画: 株式会社フィールドワークス / 映像メディア総合研究所合同会社

この調査から導き出される結論は、映像コンテンツ市場が新たなトレンドを迎えていることを示唆しており、サービス提供者たちにとって、大きな市場の動向を把握するための貴重な情報源となることでしょう。


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