日本のサンバチーム「Quer Swingar Vem Pra Cá」が、2025年3月2日(日)のリオデジャネイロカーニバルで、平和を願うパフォーマンスを行います。このイベントは、日本とブラジルの外交関係が樹立130周年を迎える年に行われるため、特別な意味を持ちます。彼らは、リオの街に響くサンバの音色を響かせ、現地の人々と文化交流を図ります。
特別な舞台、歴史的な出場
リオデジャネイロのカーニバルは、世界的に有名な祭りで、多くの観光客が集まります。Quer Swingar Vem Pra Cáは、2018年から参加を開始し、今回で通算6回目の出場となります。これには、出場のための複雑な申請手続きや、現地のサンバチームとの協力が必要でした。同チームが参加を果たすことは珍しく、日本からの出場団体としては彼らだけです。
文化交流と国際的な繋がり
今回の出場は、南米の音楽文化への理解を深める重要な機会です。現地の楽器メーカーやサンバの名門チーム「G.R.E.S. Unidos de Vila Isabel」からの支援を受け、彼らはリオに到着します。滞在中には、ブラジルのメンバーと共にオリジナルのサンバ楽曲を制作し、日本へ持ち帰る計画もあります。また、駐日ブラジル大使館からの後援を受けており、双方の文化交流の促進を目指しています。
Quer Swingar Vem Pra Cáの活動は、故メストリ・トランビッキとの約束に基づき、サンバの真髄を日本に根付かせることを目指しています。彼は日本メンバーとの交流を強く願い、その思いを代表の宮澤摩周が受け継いでいます。今回の演奏は、彼への感謝を表す機会でもあり、サンバを通じた国際的な絆を深める重要な活動です。