音と立体の融合
2025-09-09 14:48:40

新感覚の立体作品と音楽が融合した大野修の個展「Bug-Fi」

大野修 個展「Bug-Fi」:アートの新たな地平を拓く



西麻布に位置するオルタナティヴ・スペース【WALL_alternative】にて、大野修の個展「Bug-Fi」が開催中です。この展示は9月27日(土)まで続きます。大野は日常で得た素材と音楽カルチャーを巧みに組み合わせ、独自の視点から作品を制作するアーティストです。

ブリコラージュと新たな創造性


大野が取り入れている「ブリコラージュ」という手法は、廃材や人工素材を用いて形を作るユニークなアプローチです。彼の作品は、内面からの衝動を大切にしながら、観る人に新たな気づきをもたらす力を備えています。本展では、《Chunk》シリーズを核に、印象的な三角錐を組み合わせた新作が4点展示されています。これに加え、ヴィンテージギターからインスパイアを受けた《Cover》シリーズの新作20点や、3メートルの大型作品《Frame》もお目見え。

大野修の作品
Photo by Keizo Kioku

音楽とアートの融合


本展の最大の特徴は、音楽家・梅原徹とのコラボレーションによるサウンドインスタレーションです。これは、視覚と聴覚が融合し、より深い没入感を体験できる空間を生み出します。さらに、特別に制作されたサウンド作品はパッケージに収められ、限定30個で販売されています。このように、作品の物理的な存在と音の響きが一体となった体験は、訪れる者の感覚を刺激し、余韻を残します。

イベントや特別メニューも


9月13日(土)には、大野と梅原によるトークイベントや特別演奏が行われます。参加は事前申し込み制ですが、入場は無料です。

また、会期中は特別メニューも登場します。大野の出身地・福岡県のワイナリーとのコラボメニューや、福岡産の食材を使った一品を楽しむことができ、アートだけでなく、味覚でも彼のルーツを体感できます。

自然災害からの影響


大野の作品作りには、過去の自然災害が深く影響しています。2012年に彼がニューヨークに滞在中、ハリケーン・サンディによる膨大な被害があった際、大野はその後の無秩序をアート作品として昇華することを決意します。地元の素材を使用し、新たな形を提案することで、彼は壊れたものから新しい価値を見出します。これが「レジリエンス」、逆境から立ち直る力を表現する彼のアートの源となっているのです。

このように「Bug-Fi」はただの展示ではなく、音と立体が交差し合う新たなアート体験を提供しています。西麻布に行った際には、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。アートについての更なる理解が得られることでしょう。

展示情報


  • - 会期:2025年9月3日(水)~9月27日(土)
  • - 時間:18:00-24:00(定休日:日曜)
  • - 場所:WALL_alternative、東京都港区西麻布4-2-4 1F
  • - 入場:無料、予約不要
  • - 詳細情報はこちら

おわりに


音と視覚による新たな経験を提供する大野修の個展「Bug-Fi」。多くの人々に新鮮なインスピレーションを与えるこの展示を、ぜひご自身の目で確かめてみてください。


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