上川隆也が舞台『忠臣蔵』の成功祈願で赤穂を訪問

俳優の上川隆也が2026年12月から上演される舞台『忠臣蔵』での主役・大石内蔵助を演じるため、11月7日に赤穂を訪れました。赤穂は、この作品の舞台となった重要な場所であり、内蔵助が祀られる大石神社を訪れ、まずはその拝殿で舞台の成功と関わる人々の健康を願って手を合わせました。彼にとって、赤穂の地に立つことは特別な意味を持っているようです。「赤穂に来るのは初めてです。温かく迎えていただき幸せです」と語り、歴史に思いを馳せる様子が印象的でした。

大石神社の境内には、義士史料館や宝物殿も併設されており、上川は興味深く数多くの展示物を見学しました。「赤穂の皆さんが四十七士をどれほど大切に思っているのか、そしてその思いがよく伝わりました」と、地元への感謝と歴史への感慨を示しました。

さらに、上川は内蔵助が実際に通った歴史的な長屋門を通り、大きな時間の流れを感じながら、当時の人々の覚悟に思いを寄せていました。その後、浅野家の菩提寺である花岳寺に足を運び、四十七士のお墓に手を合わせることで、義士たちの覚悟や崇高さを改めて実感したようです。「彼らは亡くなった後も刃の文字を背負っている。その重さを感じました」としみじみと語ります。

今回の赤穂訪問は、これからの舞台稽古に向けた重要な一歩となったようで、上川は「内蔵助の深謀遠慮を理解し、新たな気持ちで役作りに挑みます」と意気込んでいました。また、今回『忠臣蔵』を初めて知る観客も多いと感じ、作品が新鮮に映ることを願うと同時に、観る人々に何かを感じ取ってもらえるのではないかと期待しています。

舞台『忠臣蔵』は、2026年12月12日に東京・明治座を皮切りに、名古屋、そして高知、富山、大阪、新潟へと巡演が続きます。流行の演出や新しい試みが盛り込まれた今回の作品に、観客はもちろん、上川自身も大きな期待を寄せているようです。

公式ホームページでは、詳しい公演情報やスケジュールが紹介されていますので、ぜひチェックしてみてください。歴史を背負った物語を、上川隆也がどのように演じるのか、楽しみですね。