映画の歴史展
2025-12-24 12:21:42

映画の歴史を感じる特別展「天下御免!東映京都撮影所物語」開催

映画の歴史を紐解く特別展「天下御免!東映京都撮影所物語」



この春、調布市文化会館たづくりにおいて、映画愛好家や文化に興味のある方々にとって見逃せない展示が開催されます。2026年2月6日から3月1日までの間、入場は無料で、映画資料展示会「天下御免!東映京都撮影所物語/劇団前進座の映画史」が行われます。この展示は、特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)が主催し、国立映画アーカイブの一部として実施されるものです。

この展示は、映画のまち調布が誇る「シネマフェスティバル2026」のプログラムの一環として位置づけられています。展示内容は主に二つのテーマに分かれており、第一部は「東映京都撮影所」、第二部は「劇団前進座」というそれぞれの歴史や名作を貴重な映画資料を通じて紹介します。

東映京都撮影所の魅力



1951年に設立された東映京都撮影所は、時代劇や任侠作品を数多く生み出し、日本映画界の重要な一翼を担ってきました。今回の展示では、同撮影所で制作された映画に関する資料が数多く展示される予定です。中でも注目すべきは、内田吐夢監督による『宮本武蔵』シリーズに使われた題字の木彫板や、美術部、衣裳部が手がけた美術スケッチ、衣裳写真など、映画制作に密着した資料が集められています。

劇団前進座の足跡



一方、1933年に映画制作を始めた劇団前進座も、数々の名作を生み出してきました。山中貞雄監督や溝口健二監督といった名監督による作品を通じて、独立プロダクションとしての強みを発揮し、社会派の問題を扱った作品も数多く制作されました。展示では、これらの映画に関連する製作資料や宣伝資料、さらには映画人たちによる寄せ書きなども紹介されます。

展示の詳細情報



展示は毎日10:00から19:00まで開催され、休館日は2月14日から17日までとなっています。また、主催者である国立映画アーカイブは、映像産業振興機構(VIPO)などとの協力の下、文化的価値のある資料の保存と活用を目指し、アーカイブ事業を進めてきました。協力には、東映株式会社京都撮影所や映画図書室、一般社団法人劇団前進座など、多くの名だたる機関が名を連ねています。

まとめ



この「あらゆる映画ファンに向けた、映画の奥深い世界を垣間見ることができる特別展示」は、映画の歴史や製作現場の魅力を知る良い機会となるでしょう。映画のまち、調布でのこの貴重なイベントに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。映画の背後にある様々な物語を通じて、かつての名作を再認識する良いチャンスです。


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