深夜の激闘が続く、日本のボクシング界
5月5日(月・祝)、日本のボクシングファン必見の番組がWOWOWで放送されます。『エキサイトマッチSP』では、WBA世界バンタム級の王者である堤聖也選手と、元WBC世界フライ級王者の比嘉大吾選手が、彼らの熱い戦いを振り返ります。両選手は高校時代からの友人であり、これまでの試合でもライバル関係にあります。しかし、彼らが同じ画面に映るというのは非常に珍しいことで、多くのファンにとってはたまらない時間になるでしょう。
過去の試合の振り返り
この特別番組では、2月24日に有明アリーナで行われた激闘について深く掘り下げます。このタイトルマッチはダウンの応酬があったため、試合を見た観客も興奮冷めやらぬ状況でした。それをふたりがセルフ解説する姿は圧巻です。堤選手は試合を振り返りながら、「ダウンを奪い返したけれど、大吾は立ち上がってくると思った」と語り、比嘉選手も「自分で言うのもなんですが、いい試合でしたね(笑)」と楽しそうに振り返っています。
技術と戦略の応酬
堤選手は、九州大会などでの過去の経験から、プロでもその戦い方を変えようとしていました。特に、試合前に行われたフェイスオフでは、互いに励まし合うシーンもあり、友情が垣間見えました。両者ともに実力派であり、初回から激しい打撃戦が期待されましたが、実際は静かなスタートを切ったといいます。比嘉選手が「ジャブで突き勝とうと思った」と述べた一方で、堤選手も「ジャブの差し合いでペースをつかみたかった」と、互いに考えることが多かった試合展開を明かしました。
想定外の展開
試合の展開は予想外のものとなりました。4回に堤選手が偶然のバッティングで流血し、これが試合に影響を与えることに。比嘉選手は「堤の傷を狙って、攻撃を続けました」と振り返り、堤選手も「大吾のペースだからこそ、もっとポイントを取ろうとした」と語ります。ダウンが発生した際の緊張感と、次第に流れが変わる瞬間は、多くのファンにとって忘れられない瞬間となりました。
食事を共にした両者
試合後、堤選手と比嘉選手は連絡を取り、試合の余韻を楽しむために再会しました。「試合の話をしながら飲みました」と話す堤選手の言葉からは、ライバルであり友人でもある二人の絆を感じることができます。次の試合はまだ具体的には決まっていないようですが、両者ともに次のステップを見据えているようです。
締めくくり
番組『エキサイトマッチSP』は、まさに日本ボクシング史に残る激闘を目撃した両選手の真剣な言葉が、ファンに新たな視点を提供することでしょう。多くの視聴者に愛される内容が詰まったこの番組、是非とも5月5日の放送をお見逃しなく!