ヒュンメルが手がけるグリーンランド文化を象徴するユニフォーム
デンマークのスポーツブランド「ヒュンメル」が、独特なデザインと深い文化を持つグリーンランドの代表ユニフォームを販売開始しました。グリーンランドといえば、世界で最も大きな島であり、その約80%は氷に覆われ、厳しい自然環境に暮らす5.6万人の人々が住む地です。
この地域の住民の90%はイヌイットで、約4000年前からこの地を故郷とし、自然との共生を大切にした文化を築いてきました。1721年から200年以上、デンマークの植民地でありながら、1979年には自治権を獲得したグリーンランドは、現在、高度な自治権を有する地域であり、その独自の文化が育まれています。
サッカーが支えるコミュニティ
グリーンランドでは、寒さが厳しい中でもサッカーが人々を繋ぐ重要な存在です。住民の10人に1人以上がサッカーを楽しんでおり、このスポーツはアイデンティティの象徴でもあります。グリーンランドサッカー代表チームは、その結束や誇りを表現する場所となっており、その裏には独特のサッカー文化があります。
ヒュンメルのCEO、ラース・ステンテベリャー氏は、「私たちは個性豊かなチームをサポートする情熱を持っており、グリーンランドサッカー協会はその代表例です。私たちのパートナーシップを通じて、グリーンランドの文化を称え、育んでいくことを目指しています」と語っています。
ユニフォームのデザインに込めた想い
今回販売されるHOMEユニフォームは、グリーンランドの豊かな神話や伝説にインスパイアを受けた洗練された模様で装飾されています。特に、彫刻されたトゥピラックの模様はグリーンランドのアイデンティティに根ざしたもので、力強さと精神的指導を象徴しています。また、トゥッカケル模様は勇気や男らしさを表し、地域の誇りを伝えています。
さらに、襟やリブにデザインされたアヴィタットの模様は、グリーンランドの伝統的な民族衣装やブーツを彷彿とさせるもので、地域のアートと工芸をオマージュするものです。
一方、AWAYユニフォームはグリーンランドの厳しい環境や自然の美しさをイメージして設計され、土地や人々の結びつきを反映しています。戦い抜く精神や忍耐力を表現し、サッカーチームのコミュニティの強さを物語るデザインとなっています。
グリーンランドサッカー連盟のケネス・クレイスト会長は、「このユニフォームは単なる代表チームのマークに留まらず、私たちの民族性や信念を象徴する存在です。我々の文化、歴史、サッカーによって築かれた強いコミュニティを代表することに誇りを持っています」と強調しています。
商品情報
このユニフォームは、日本でも販売中で、
- - GREENLAND 25 HOME JERSEY 価格:¥24,200(税込)、サイズ:S・M・L(EURO SIZE)
- - GREENLAND 25 AWAY JERSEY 価格:¥24,200(税込)、サイズ:S・M・L(EURO SIZE)
ヒュンメルブランドについて
1923年に設立されたヒュンメルは、スポーツ界では初めてスタッド付きスパイクを開発したブランドとして知られています。ブランド名は、飛べないとされるマルハナバチに由来し、その努力と挑戦の姿勢を象徴しています。「スポーツを通じて世界を変える」とのビジョンを掲げ、新たな挑戦を続けるヒュンメル。これからもユニフォームを通じて、グリーンランドの文化やアイデンティティを伝えていくことでしょう。
【OFFICIAL WEBSITE】
https://www.hummel.co.jp/