東京おもちゃ美術館の新しい挑戦
東京都新宿区に位置する「東京おもちゃ美術館」が、2025年3月31日をもって館長が交代します。多田千尋前館長が16年間にわたる職務を終え、次代の館長として山田心氏が就任することに決まりました。この交代は、同美術館のさらなる発展を目指す大きなステップとなります。
前館長 多田千尋の思い
多田前館長は、2024年度をもってその役職を退くにあたり、自身のこれまでの経歴を振り返りました。彼は、おもちゃ美術館の歴史の中で重要な役割を果たしており、13年の所長職と、16年のNPO法人芸術と遊び創造協会理事長としての任期を全うしてきました。多田氏は、全国に広がるネットワークや、直営館と姉妹館の数を増やすことに貢献してきたことを誇りに思っています。
退任の理由としては、さまざまな役割を兼務した末に館長としての限界を感じたことや、今後はNPO法人の発展に専念したいという意向を表明しています。彼は新館長に期待を寄せ、山田心氏が新しく舵を取ることにかける思いを語りました。
新館長 山田心の抱負
新館長に就任する山田心氏は、多田氏からその役目を受け継ぐことになりました。彼女は20年前におもちゃ美術館に入職して以来、利用者数の増加やファンドレイジングの推進など、多大な実績を挙げてきました。特に、彼女が提案した「一口館長制度」や、さまざまな事業での成功は、法人の基礎を支える重要な役割を果たしています。
山田氏は、現代社会において遊びやゆとりが失われつつある状況を憂いながら、それでも「多世代交流の館」としての役割を果たし続けたいと述べています。また、木育の推進や社会貢献活動に力を入れ、「ソーシャルミュージアム」としての側面も強化していく意向を示しています。
東京おもちゃ美術館の歴史と魅力
東京おもちゃ美術館は、1984年に東京中野で開館しました。その後、2007年には新宿四谷に移転し、今では都会の真ん中にありながらも温かみのある文化交流が育まれる場所となっています。木製玩具の体験・交流を通じて、繋がりを大切にし、地域社会への貢献を目指してきました。
近年では、2023年には「Children in Museums Award2023」を受賞するなど、国内外からの注目を集めるステキなミュージアムに成長しています。さらに、全国に広がるおもちゃ美術館のネットワークも強化され、新たな館が開館準備中です。
今後の展望
これからの「東京おもちゃ美術館」には、より多様な遊び文化を提供することが期待されています。山田新館長のもと、新しい時代の始まりとして、多くの人々に愛されるミュージアムであり続けることを目指し、様々な活動を推進していく予定です。皆様もぜひお立ち寄りいただき、東京おもちゃ美術館の新しい歴史の一部を体験してください。