買い物行動の変化
2026-07-30 16:38:43

最新調査による日本の買い物行動、食料品とブランド意識の変化とは

株式会社クロス・マーケティング(東京都新宿区)が実施した「買い物・ショッピングに関する実態・意識調査」では、全国の18〜79歳の男女3,000名を対象に、さまざまなショッピング行動の傾向が浮き彫りになった。この調査は、生活者の意識やライフスタイルの変化を捉えることを目的としており、特に買い物の態度や行動、店舗の利用頻度、商品の値上げに対する反応などについて焦点が当てられた。調査結果からは、消費者の多様な態度の変化が見えてきた。

買い物やショッピングに関する意識


調査は、買い物やショッピングに対する考え方を4段階で評価した。これによると、「店の人がいろいろ対応するより、自分で勝手に選べる店を利用する」という意見が多く見られ、自ら選ぶスタイルを重視する消費者が増えていることが明確に示された。また、「自分が気に入った商品ならメーカーやブランドにはこだわらない」という意向も多く、消費者のブランドへの依存度が低下している様子がうかがえる。

一方で、年代が高くなるにつれて「最近、欲しいと思うモノが少ない」と感じる人が増える傾向にあり、特に70代ではその割合が7割を超えている。これは、おそらく年齢に伴うライフスタイルの変化や、限られたニーズに対する意識の変化を反映していると言えるだろう。

店舗形態の利用状況


13の店舗形態の利用頻度について調査した結果、食料品が中心のスーパーマーケット、ドラッグストア、コンビニエンスストア、大型スーパーマーケット、そしてオンラインショッピングサイトが上位にランクインした。それぞれの平均利用回数は、食料品中心のスーパーマーケットが週に2.3回、コンビニエンスストアは2.0回という高頻度を記録している。このことは、日常的な買い物が生活の一部であることを示している。

値上げに対する消費行動


中東地域の影響により、昨今物価上昇が続く中、各商品の価格について消費者はどのように反応しているのだろうか。調査では、飲料に関して「高すぎる場合は、代替品や他のブランドを選ぶ」との回答が31%を占め、価格に対して敏感な態度が見られた。特に、お米や油、シャンプー、洗剤に関しては、価格を気にせず普段通りの購入を続ける人も多く、選択肢が狭まる中でも、生活必需品には依然として需要が存在することが伺えた。ちなみに、お米に関しては「生活必需品として仕方なく高くても買う」との意見は過去の調査よりも減少しており、21%となっている。

ストック状況と買い置きの心理


日用品や食品のストック状況を見てみると、「ティッシュペーパー」や「トイレットペーパー」、「洗剤」といった商品がトレンドとして評価されている。買い置き意向に関しては、特売やセールでの安さが52%を占め、「災害への備え」や「ポイント還元」を意識する消費者も多く見受けられた。

特に6〜70代の層では、災害時の備えとしての意識が高く、しっかりとストックを行う傾向がある。最近ではこのような意識が若い世代にも広がり始めている。

普段の買い物での困りごと


最後に、普段の買い物での課題として、駐車場の狭さや営業時間の不便さ、複数店舗での分散購入の煩雑さ、重たい商品の取り扱いといった声が多く挙げられた。これらの課題は、利便性を追求する現代の消費者にとって重要な課題であり、今後の改善策が期待される。

この調査結果は、消費者行動の変化を明確に示している。それは、単に商品を購入することに留まらず、消費者自身の生活観や価値観の変化が反映されているのだ。往々にして、商品の選択はただの取引ではなく、その背後には生活者の意識やライフスタイルの悩み、期待が影響を与えていることが明らかになった。今後の消費市場について、興味深い洞察を提供してくれる調査結果と言えるだろう。


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