防災メガネに埋蔵メガネを生かす取り組み
9月1日は「防災の日」。この日にちなんで、静岡県に拠点を置く眼鏡市場が新しい取り組みを発表しました。それは、使わなくなったメガネを「防災メガネ」としてよみがえらせ、災害時における「見える」を守ることです。この取り組みは、関東大震災の記憶を風化させず、広く国民に災害対策の必要性を再認識させることを目指しています。
過去の経験から学ぶ
眼鏡市場が社内で行ったアンケートでは、実際に災害を経験した従業員たちから、メガネが「見える」をしっかりと守ってくれたとの声が多数。具体的には、ユーザーたちが避難時に感じた不安や、ライフラインが復旧するまでの苦労などが語られました。
高評価の声
「自宅が冠水した際、コンタクトレンズを着用する余裕がなかったので、予備のメガネがあって本当に助かりました。」(30代女性)
「震災の際、コンタクトレンズでは水道が使えずに不便でした。メガネの方が生活しやすいと思います。」(40代男性)
これらの実体験は、いかに備えが大切であるかを物語っています。
全国一斉点検の実施
眼鏡市場では、全国約1,035店舗で「防災メガネ」の一斉点検を行います。この点検では、以下の点をチェックします。
1. メガネパーツの点検・交換
2. ネジの緩み状況と劣化の確認
3. メガネのバランス調整
4. 汚れやホコリを取り除く洗浄・クリーニング
普段使っているメガネでも、時間が経つにつれ、見え方やフィット感が変わることがあります。使わなくなったメガネがある場合、災害用として再活用できるか点検を受けることをお勧めします。
プレゼントキャンペーンも実施
また、点検を受けたメガネは、防災バッグに最適なケースに入れて備蓄できます。このケースは、防災バッグの隙間にぴったり収まり、すぐに見つけられるデザインになっているため、使い勝手も良好です。2025年の9月1日から配布が開始され、なくなり次第終了となりますので、ぜひお早めに点検を受けてみてください。
注意事項
点検に関しては、以下の注意事項もありますので、事前によく確認しておくことが大切です。
- - 表面上ではわからない劣化があるため、調整時に破損する可能性
- - フレームの状態によっては点検できないものも
- - 特殊なパーツについてはお受けできないことも
- - ネジや鼻パッドの交換時に料金が発生するケースもあります。
まとめ
災害への備えは日常生活でも重要です。眼鏡市場の新たな取り組みを通じて、改めて自身の備えを見直してみる良い機会かもしれません。ぜひ、身近な「見える」を守るために、埋蔵メガネを防災メガネとして再活用することを検討してみてはいかがでしょうか。