渋谷区立代々木中学校「別校祭」での特別イベント
2026年8月29日、渋谷区立代々木中学校では、現校舎との別れを惜しむ「別校祭」が開催されます。このイベントには、同校出身の株式会社ティーファイブプロジェクトが協賛スポンサーとして参加。特に注目されるのが、AI生成映像作品『永遠の卒業』の初公開です。この映像は約22分にわたる内容で、実写素材も取り入れた約9割がAI処理によるもの。さらに、40年前の学校行事を撮影したビデオカメラ機材の展示も併せて行われます。
別校祭の概要
「別校祭」は、令和8年(2026年)8月まで使われる現校舎の建て替えに際して開催されるもので、校舎の解体前の最後のひとときを祝う意味合いがあります。このイベントには、卒業生や教職員、在校生、保護者、地域住民、さらにはプレス関係者など、幅広い世代からの参加が期待されています。特に、今年3月に卒業した高校1年生から、最年長で80歳の卒業生まで、なんと約60年分の世代が一堂に会するというのも大きな見どころです。
AI生成映像『永遠の卒業』の内容
『永遠の卒業』は、宇宙からやってきた男子生徒と校舎を擬人化した「校舎ちゃん」との切ない恋を描いた物語です。本作品は、通常であれば1年を要する制作を、たったの3ヶ月で完成させました。特に印象的なのは、元フジテレビアナウンサーの長坂哲夫氏(1981年度卒業生)へのインタビューを収録しており、貴重な証言として当時の校内の様子が伝えられています。さらに、実際に1980年代の制服を着た「校舎ちゃん」が、校舎の中に出没するシーンもあります。
制作裏話と技術
本作品の制作にあたっては、最新のAI技術が利用できない環境での挑戦がありました。短時間でロケ撮影を行い、合成箇所を計画的に合わせるために、独自のオンプレミスAI映像生成技術が活用されました。この過程では、約22,000カットもの映像が生成され、さまざまな困難に直面しましたが、ロケ映像からVR映像を生成するという新たな発見もありました。このプロジェクトでは、AIが主役ではなく、人間の記憶を留めるためにAIを活用するという新たな形に挑戦しています。
代々木中学校「別校祭」の催し
「別校祭」では、卒業式のセレモニー以外にも多くのアトラクションが用意されています。校内には飲食店街や体育館パフォーマンス、撮影会、同窓生の交流企画など、世代を超えて楽しめる催しが目白押し。家族を含む多くの人々が集える場となること間違いなしです。
今後の展望
今後、株式会社ティーファイブプロジェクトでは、AI技術を利用した映像制作の研究開発をさらに進め、実写撮影が難しい状況でも高品質なコンテンツを生み出していく予定です。災害時の映像制作などにも貢献できるよう、これまでの知見を活かしていく計画です。
まとめ
「別校祭」は、代々木中学校での思い出を共有し、未来への一歩を踏み出す場でもあります。AI生成映像『永遠の卒業』の公開は、卒業生や地域の皆様にとって特別な体験となることでしょう。ぜひこの機会に、代々木中学校の歴史に触れ、その魅力を再発見してください。