小田凱人が語る車いすテニスの未来と自らの挑戦
2023年12月29日(月)にWOWOWで放送されるドキュメンタリー番組『小田凱人 歴史を変えた19歳。誰も知らない、その先へ』は、若き天才プロ車いすテニスプレーヤー小田凱人選手の人生と挑戦を追った内容になっています。19歳という若さで、全豪、全仏、ウィンブルドン、全米といったグランドスラムの4大会を制し、さらにはパラリンピックでも優勝し、生涯ゴールデンスラムを達成した彼の強さの背景には、一体何があるのか。今回の番組ではその秘密に迫ります。
番組のナレーションは俳優の佐藤隆太が担当し、彼と小田選手のつながりも見どころの一つです。過去にMCとして共演したこともあり、2023年の全仏オープンでの小田選手の最年少グランドスラム優勝に際しても、佐藤は自身のSNSで祝福しました。これまでの道のりや、これからの目標について、小田選手は本音を語ります。
インタビューの内容に迫る
番組収録後の感想
収録を終えた小田選手は、「普段は振り返ることがあまりないので、新鮮な体験でした」と振り返ります。「こういう機会がないと、自分自身のことを考える時間がなかなか取れない。」と、振り返る重要性をわかっている様子でした。
将来の目標
小田選手は、今後の展望について「明確な目標はないが、成り行きで挑戦していきたい」と語ります。しかし、来年は年間グランドスラムを狙う意気込みを見せています。
「車いすテニスを応援することが、一種のステータスになることが理想」と考えており、さまざまな人にとって、小田選手自体が価値を持つ存在になることを望んでいます。F1やサッカー日本代表、野球のWBCなどと同様に、車いすテニスの観戦が羨ましがられる社会を目指しています。もちろん、ステータスだけが全てではなく、あくまでその背後にある大切な価値を意識しているようです。
20歳の誕生日を迎える手前での思い
来年の5月には20歳を迎える小田選手は、「10代のうちに成功することが何よりも心に残っています。20歳になってからどんな変化があるのか、自分でも予測がつきませんが、期待しています。」と話します。さらに、「20代でやりたいことは特にない」と、気負わずに先を見据える姿勢を示しました。
全豪オープンに向けて
1月に開催される全豪オープンに向けて、小田選手は「成長を目指すことが最も大切」と自分自身を鼓舞しています。「昨年よりも成績を向上させるために、努力を惜しまない所存です」と強い意気込みを見せ、今大会での活躍を期待させます。
このドキュメンタリーが放送されることで、小田選手の挑戦と車いすテニス界の未来に、より多くの人々が興味を持ち、応援するきっかけになればと願っています。今後も彼の活躍から目が離せません。すべてのスポーツファンに、彼のストーリーを是非観ていただきたいと思います。