芥川龍之介生誕を祝うユニークなイベントが開催
2025年3月20日(木・祝)に、芥川龍之介の生誕を祝う特別なイベントが東京都の滝野川会館大ホールにて行われます。この日、原作が芥川龍之介、監督は黒澤明の映画「羅生門」がユニバーサルに上映されるほか、彼が愛した味を集めた特製の詰合せが販売されます。これは、芥川のファンのみならず、食文化や映画に興味がある人々にとっても見逃せないイベントです。
「芥川龍之介の嗜んだ味」詰合せ
このイベントでは、特に用意された「芥川龍之介の嗜んだ味」と題したお菓子の詰合せが1日限りの特別販売されます。詰合せは、以下の3種類を用意。
1.
喜作最中・珈琲・くず餅・子とら
2.
喜作最中・珈琲・くず餅・桜もち
3.
喜作最中・珈琲・くず餅・八雲もち
これらは、芥川が若い頃から愛していた逸品であり、特に「喜作最中」は二代目の当主と親しい友人だったことでも知られています。さらに、映画上映の前後には、素晴らしき美味を堪能することができます。
芥川の伝説的エピソード
芥川龍之介は、中学生の頃、体操の授業中にくず餅を食べるために学校を抜け出し、口の周りに黄な粉をつけて帰ったという逸話があります。また、彼の作品『本所両国』の中でも、船橋屋のくず餅を楽しんでいる様子が描かれています。船橋屋は、1790年に創業し、登場する伝統的な和菓子屋で、彼の好物として名高いです。
映画「羅生門」について
映画「羅生門」は、異なる視点から語られる一つの事件に焦点を当てた作品で、1951年に公開されました。平安時代を背景に、山中での殺人事件を巡る4人の関係者の証言の食い違いを描き出します。この作品は、ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を獲得し、その後も日本映画の金字塔として評価されています。
特別にユニバーサル映画館「シネマチュプキタバタ」と提携し、字幕と音声ガイド付きで上映されるため、映画初心者や外国の方々にも楽しんでいただける内容になっています。また、上映後には、日本映画研究者による映画の裏話や解説も予定されています。
イベントの詳細
- - 開催日: 2025年3月20日(木・祝)
- - 時間: 13:00~16:00(お菓子の販売)
- - 上映開始時間: 14:00~
- - 場所: 滝野川会館 大ホール
(東京都北区西ヶ原 1-23-3)
- JR京浜東北線「上中里駅」から徒歩7分
- JR山手線「駒込駅」から徒歩10分
- 東京メトロ地下鉄南北線「西ヶ原駅」から徒歩7分
この素晴らしいイベントにぜひ参加し、映画とともに芥川龍之介の愛した味わいを存分に楽しんでください。その一日が記憶に残る特別な体験になることでしょう。