原作100周年記念の映画『痴人の愛』DVDが登場！名作を新たに描く

DVD発売決定！『痴人の愛』

谷崎潤一郎の名作小説『痴人の愛』が、再び映画化され、2025年5月9日(金)にDVDとして発売されることが決定しました。この作品は、原作誕生から100年を迎える特別な年に、映画監督・井土紀州と脚本家・小谷香織の強力なタッグによって創り出されました。井土監督は、2023年に新解釈で映画化した『卍』で注目を集めた実力派であり、『痴人の愛』では「物語る者」としての苦悩と創作の探求を描いています。

主演キャスト

主人公の河合譲治を演じるのは、大西信満。彼はこれまで『赤目四十八瀧心中未遂』や『キャタピラー』といった作品で存在感を示してきました。譲治は映画脚本家を目指しながら、女性との関係に悩む青年役を熱演。彼の運命の女性、ナオミを演じるのは、透明感のある美しさで知られる奈月セナです。彼女は、物語の中で重要な役割を果たし、ヌードにも挑むなど、俳優としての幅を広げる意欲的な演技を見せています。

豪華な共演者陣

さらに、共演には注目のキャストが揃っています。NHK連続テレビ小説『虎に翼』での印象的な演技が評価された土居志央梨や、ベテラン俳優の村田雄浩、映画界に欠かせない存在の川瀬陽太らが脇を固めます。そのほかにも、吉岡睦雄、中島ひろ子、芳本美代子など、多彩な顔ぶれが登場し、作品にさらなる厚みを加えることが期待されています。

物語の背景

物語は、シナリオ講座に通う青年・河合譲治が主人公。彼は過去にコンクールでの受賞歴があるものの、プロとしてのデビューには至っておらず、焦りと期待が入り混じった日々を送っています。ある日、譲治はバーで若き女性・ナオミと出会い、彼女がシナリオ講座の講師だと勘違いされるという面白い状況に。実際は彼女は俳優志望で、店でアルバイトをしながら夢を追い続けています。

脚本執筆と葛藤

譲治はシナリオ講座の講師から、「『痴人の愛』の脚本を自分の代わりに書いてみれば？」と依頼されます。すぐに挑戦することを決め、脚本の執筆を開始する譲治。しかし、プロの脚本家としての理想と、ナオミとの関係との狭間で苦悩することになります。プライベートとクリエイティブな情熱が交錯する中、二人の絆が深まりながら、さらなる試練が彼を待ち受けます。

商品情報

『痴人の愛』のDVDは4,180円(税込)で販売され、映像特典には予告編やフォトスライドショーも含まれています。発売元はレジェンド・ピクチャーズ、販売元はハピネット・メディアマーケティングです。初回版は数量限定のため、お早めの購入をおすすめします。商品の仕様は変更される場合もあるので、最新情報をチェックしておきましょう。この新たな映画化が、原作の魅力をどのように再現するのか、ぜひ楽しみにしたいところです。