映画『カナといた、夏』が舞台に選ばれた福井・三国町の魅力とは
福井県坂井市の三国町が、映画『カナといた、夏(仮)』のロケ地に選ばれ、その背景には同町ならではの特別な魅力が隠されています。プロデューサーの久保田傑氏は、どのようにしてこの地をロケ地として決定したのかを語ります。この映画は、主人公の少女カナが南の海辺の町でどのように成長していくかを描いた心温まる物語。昨年から今夏にかけて、彼女の成長の姿を映し出すために、六週間にわたり撮影が行われました。
地元の強いサポート
映画撮影において、地元自治体の協力は欠かせません。福井県と坂井市は、ロケ誘致に特化した職員を配置し、プロデューサーとの密な連携を図りました。久保田氏は、このプロジェクトが始まった当初から、福井の代表的な景観を求めて数回もロケハンを行い続けました。その中で地元の職員が見せた情熱や支援が、ロケ地選定に大きな影響を与えたと語っています。
特に、県のフィルムコミッションの大谷桃子さんと坂井市役所の伊藤佳蓮さんは、映画のイメージにマッチするロケ場所を探し出すために奔走し、久保田氏に様々なロケ候補地の情報を提供しました。
候補地を絞り込む過程
久保田氏は、映画の脚本を熟読し、各シーンに必要な風景や場所のビジュアルを示しながら、地元スタッフの画像選定を見守りました。このやり方によって、彼のイメージに近い風景が揃い、三国町がロケ地としての候補に上がってきました。
「海辺の高台の一軒家」や「潮風を受ける公園」などがキーとなる場面に必要なロケ地を求める中で、久保田氏は三国町の隠れたスポットを見つけ出しました。特に移動を少なくし、効率的に撮影を行えるという点も、この町の大きな魅力の一つです。
夏祭りシーンの撮影
撮影は、特に夏祭りのシーンで盛り上がり、地元から集まった300人以上のエキストラが参加しました。地域とのつながりを大切にし、映画作りにおいて地元の人々との協力があったことは、作品の仕上がりにも大きく影響を及ぼしました。
三国町の特別な空気感
久保田プロデューサーは「三国の持つ独特な雰囲気が、この映画には欠かせない要素だ」と強調します。3か月以上にわたり三国町を訪れた中で感じたその空気感は、撮影中には十分に伝わるはずです。特に、海が近く、自然と人々の温かさが共存する美しい風景は、スクリーンを通して観客に感動を与えることでしょう。また、映画のストーリー設定には福井の名前は登場しませんが、映し出される町の魅力が口コミで広がることを期待しています。
今後の展望と福井の魅力
映画『カナといた、夏』は、三国町において撮影され、現在は公開が待たれています。新幹線でのアクセスも良好な福井県ですが、今回の映画により、観光地としての新たな魅力が発見されることも期待されています。久保田プロデューサーは、次回も福井で撮影を行いたい意向を明かしており、地元の魅力をさらに広めるための新たなプロジェクトにも取り組む意向を示しています。スクリーンに映し出される美しい風景と感動の物語を楽しみに、地元の皆様の更なる応援にも期待しましょう。